昨日は、スタッフで集まって、構成の打ち合わせ。
ドキュメンタリーなので、脚本はありませんが、全体の構成を練ったりメッセージの確認をしたり、密度の濃いミーティングでした。
4時間ほど話し続けて、そろそろ終了、というところに。。。
18:30 自宅出産を予定している41歳の妊婦さんから、陣痛が30分おきになっているという情報。予定日は4月20日だったんだけど。。。早く出たがってるみたい、とは聞いていたものの、それにしてもびっくりのスピード。
やはり満月だから！？
大慌てで撮影の準備をして、腹ごしらえをして、（出産シーンの撮影は初めてなので！）心の準備もして。
一緒に打ち合わせをしちえた大葉ナナコさんに、満潮の時間に生まれる可能性が高いから「夜中の2時頃電話がかかってきて、明け方かなぁ」なんていうアドバイスももらっていたので、
22:00 はやる気持ちをおさえつつ、仮眠。
1:50 仮眠をとっているところに「15分間隔が、きたみたいです。。。」というご主人からの電話。だんな様もちょっとドキドキしている感じが電話からも伝わってきます。
2:15 高速を飛ばしてご自宅へ。
既に助産婦さんの神谷整子さんは到着。小さな明かりの中で、腰をさする音と15分毎にやってくる陣痛にがんばるママの声が聞こえてきます。
3:00 何度も体制を変えて、その時妊婦さんがしたい体制をとりながらがんばります。指圧師のだんな様のマッサージと助産婦さんの存在が痛みを和らげている気がします。
3:45 いよいよ陣痛も２分おき、１分おきにやってくるように。。。
でも、思ったように赤ちゃんが出てきてくれません。がんばるママも「赤ちゃん、どこにいるの？出てくる感じがしないよぉ」と陣痛のほんの少しの合間に、思わず声が出ていました。
実は、子宮口はちゃんと開いているのに、へその緒が赤ちゃんの首にからまってしまって回旋異常になってしまっていたのです。だから、赤ちゃんもがんばってくるっと回って出たいんだけど、なかなか出てこれなかったのです。
でも、
4:58 「痛いぃ」というママの声と同時に、新しい命が誕生しました。
うまく回転できなかったこともあって、「ちょっと頭がのびちゃったねー(笑)」、なんて笑われてたけど、本当によくがんばりましたー。
産まれたばっかりなのに、目をぱっちりあけて、初めて見る世界をしっかり見ていました。
かわいいぃ。
パパにも抱っこされ、おそるおそるだけど、新米お姉ちゃんにも抱っこされて、家族とご対面の時間をすごし、１時間後には、ママのおっぱいを２時間もちゅぱちゅぱ吸っていました（おっぱいは、まだいっぱいは出ないんだけど、赤ちゃんに吸ってもらうことで、お母さんの子宮の収縮を助けてくれるそうなのです）。
ちょっぴり戸惑いながらも抱っこするお姉ちゃん
はじめてのおっぱい
3050グラムのちっちゃい体だけど、大きな夢と未来そのものの存在。
本当に「うまれる」っていうのは、奇跡ですね。
純粋に感動しました。
おなかの中にいた時は「しいたけちゃん」で、生まれたら「キャベツちゃん」とお姉ちゃんが命名していましたが、果たして名前は「キャベツちゃん」になるのかしら(笑)。
今回初めて出産の撮影をしましたが、こうやって命がつながっていくんだ、ということを目の当たりにさせていただきました。
お母さんと赤ちゃんの力を最後まで信じて支える助産婦さんのお仕事にも感動。
おめでとうございました！
おめでとうございます！そしてお疲れ様です。
8日は我が家の娘達の誕生日and命日とおなじです。
お釈迦様の誕生日でもありますよね。
＞扶美枝さん
コメントありがとうございます。
そうなんです、お釈迦様の誕生日でした。
満月の前日ということもあって、たくさん新しい命が生まれた、という話も聞きました。
扶美枝さんの娘さんもお空の上で誕生日を迎えられたんですね。満月のお月様の近くでにこにこしている娘さんを勝手に想像させていただきました。