企画・監督のTOMOです。
今日は取材でプロデューサーの牛山、バース・コーディネーターの大葉ナナコさんと、「男性専用の」不妊治療のクリニック、つじクリニック@恵比寿にお伺いしました。
◆つじクリニック
http://e-dansei.com/
そう、男性専用の不妊治療クリニックです。
不妊治療とは、うまく妊娠できない方々のために色々な検査や治療をすること。
現在、日本で不妊に悩むカップルは約300万人いらっしゃるそうで、出産年齢が上がっている現代においては、もはや他人事ではありません。
これまで不妊治療は主に「女性が行うもの」という不文律がありましたが、これは男性優位社会の象徴な出来事かもしれません。
妊娠出来ない理由は1/3は女性、1/3は男性、残り1/3は不明なのだそうです。と言う事は、女性だけ不妊治療を受けても、
「そもそも男性に精子がなかったら」
全くの無意味なわけです。
そう、
精子を持っていない男性は全男性の約1%いる
んです。
1学年に一人、
満員電車の中には両手いっぱい、
東京ドームには550人、
精子を持っていない男性がいらっしゃるんです。
これは人ごとではないぞ~(笑)。
その他、精子はあるのだけれど管がつまっていて精子が通りにくくなっていたり、精巣に異常があって精子を作りにくくなっていたり、と様々な要因があるようです。
男性にとっては屈辱的な事かもしれないけれど、不妊治療を受けるのは女性にとっても悩みですよね。
女性の不妊検査には身体的苦痛を伴いますが、男性の不妊検査にはなんの苦痛もない(むしろ気持ちいいものさ!なんて先生は笑っていました)そうなのです。
早い段階で男性側の原因が分かれば、無駄な時間や身体的負担も軽減することができるようになるのです。
僕は妊娠・出産は決して女性だけのものだと思っていなくて、
パートナーシップあっての出産であり子育て
だと思っています。
不妊治療も、共に歩むべきものなのかもしれません。
いま取材している妊婦さんは不妊治療を受けていた経験があるそうなのですが、毎月毎月、「ダメでした」と言われると、女性として失格だと言われているようで本当に辛かったそうです。
でも、そんな時に頼りになるのは、支えてくれる旦那さまの存在。
こちらのカップルは明日、出産予定です。
今日はワクワクして眠れなそうー☆☆☆
(企画/監督:TOMO)
随分前の記事へのコメントで恐縮です。
つじクリニック、主人がかかっている(いた?)病院です。
まず私が不妊専門の病院へかかったところ、そこの先生が女性側の簡単な検査ののち、男性側の検査を勧めてくださいました。
私の苦痛を伴う検査の前に、男性不妊が発覚。
勧められなかったら主人の検査を先になんて思いもしなかったので、この考え方は良いと思います。
不妊治療って夫婦二人でするものですから…。
その後つじさんを紹介していただき、主人は投薬治療と合わせて手術もしました。
半年ほどで、治療前には不可能と言われていた、自然妊娠をすることができました。(その後残念な結果になってしまいましたが…)
ですが、不妊の中でも、男性不妊って周りにはなかなか言えないんですよね。
私の両親には、そのまま私側が原因ってことになっています。私側は残りの検査を結局受けないままなのでそれで構わないと思っていますが。
主人もショックを受けただろうし、周りがどんな目で見るか何を言い出すか(特に親世代や祖父母の世代)分かりません。
知識のない人に理解はされないし、そういう相手はこちらの気持ちなど考えずに物を言うので、そんな人ほど怖いものはありません。
いろんな取材をなさっているようなので、良い映画ができそうですね。
私も体験談投稿できればいいのですが、文章能力がありませんので…。
完成するのを楽しみに待っています。