情報過多の中で溺れちゃっていませんか??

今日は、「第3次ベビーブームの日フォーラム」に顔を出してきました。

代表の純子さんとお知り合いになったのがきっかけだったのですが、後半の産婦人科医の須藤なほみ先生の講演にぐぐぐっと引き込まれてしまいました。

まず見せてもらったグラフは、妊娠した女性の内訳。

・望んだ妊娠:36%
・意図しない妊娠:36%
・望まない妊娠:3%
・人工中絶:25%

人工中絶は、約30万件。
そのうち、10代の中絶が3万件というところも大問題ですが、40代の中絶が全体の66%。
ほしくてほしくて不妊治療をしている人が全国で300万人いる今、40代でこんなに人工流産をしているとは。。。数字をみると考えさせられますね。

意図しない出産、というのも気になるところ。。。

私たちが取材をしている妊婦さんたちの中でも、妊娠してまず思うのは「あぁ、仕事どうしよう。。」という方たちが本当に多い。

それから、大半の参加者が聞き入っていたのは、「いつまで妊娠できるのか?」という話。

「産みたいけれど、産めない自分、迷っている自分」という女性たちにとっては、あまり聞きたくない話だったかもしれないけれど、厳しい数字をたくさん見せられました。

不妊治療の成功率が年齢とともに急カーブを描いて下がっていく様子や、染色体異常の子どもが産まれる率が上がっていく様子。。。。

ダウン症の子は、一定の率で産まれてきているので、ただ単に高齢出産だから産まれる、ということもないでしょうし、実際の出産で一番多いのは、30代の約60万人(全体の6割以上)。40代の出産も約25,000件(平成19年度)。

このうち、初産が8,000件です!(勇気づけられますねー!)

個人的には、40代だからといって産めない、と最初からあきらめる必要は全くないし、でも逆に、産まない選択をする人がいることもいいと思っていますが、

今回の製作を通じて感じることは、妊婦さんたちが

・情報があまりにも多い
・何を信じていいか分からない
・正しい情報は??

という、情報過多の中で溺れそうになってしまっているのでは?ということ。

須藤先生もおっしゃっていたけれど、情報はあるんだけど、知らなかった!!!という人があまりにも多い。今日の話のように、人によっては、耳を覆いたくなるような話もあるけれど、知っていれば、「したかったのは、こんなお産じゃなかった」「帝王切開じゃない選択肢もあったの?」「なんで私が不妊治療をしないといけないの。。。。」なんていうことにならないはず。

ならないはず、というよりは、いろいろなことが受け入れられるようになるかもしれない。

情報が溢れんばかりの中、本当に自分に必要な情報は何なのか?
自分で選択できる時代だからこそ、たくさん情報を得て、子宮的に(!)、直感で感じて、産んでいく必要があるような気がします。


(プロデューサー:牛山)

トラックバック(0)

トラックバックURL: https://www.umareru.jp/mt/mt-tb.cgi/2063

コメントする

spacer
image

カテゴリ

spacer
image
spacer
image

月別 アーカイブ