水中出産で赤ちゃんは溺れないの!?

現在、取材をさせていただいているご夫婦は、助産院での「水中出産」を予定しています。

理由は、だんなさまが"水"が大好き!なことと、妊婦さんが腰にヘルニアをもっていて、少しでも負担のかからない方法でお産をしたいということ。

■「水中出産」って?

水中出産は、陣痛の痛みを緩和する目的で行う、お産の方法で、約36~37度(赤ちゃんがず~っと育ってきた子宮の温度と同じ!)の温水プールやバスタブに入って、お産をします。

痛みが和らぐだけでなく、立ち会うパートナーも一緒に入ると、パートナーに身を任せて楽な姿勢で出産できる、というメリットもあります。

ただし、もちろん、デメリットもあります。

きちんと施設のある病院や助産院を利用すれば、ほぼ問題はないということですが、母体や赤ちゃんに異常があった場合、対処が遅くなってしまったり、水の中の為、雑菌による感染症にも
気をつけなければいけません。

ところで、この「水中出産」に関して、よ~く聞くのが、

「赤ちゃんが溺れないように、すぐ出してあげないといけないんじゃない?」

という言葉。
確かに、水の中で産まれてきたら、息も吸えないし、早く出してあげないと!と思ってしまいそうですが。。。。

赤ちゃんは、へその緒を切ったときに、初めて独り立ちをして、肺呼吸を始めるんですね。だから、水の中で産まれても、お腹の中にいる状態と同じように、へその緒を通じて酸素を吸っているので、呼吸ができずに溺れてしまう、ということはありません。

むしろ、水中で産まれると、羊水と同じように、水の中なので、

「あれ~、ボク、産まれたのかなぁ」

なんて、産まれてきたことに気づかずに、
ぷかぷか浮いている赤ちゃんもいそうです。

私たちも、まだ水中出産でのお産は経験したことがないので、12月の出産を、とっても楽しみにしています。

赤ちゃんが、ぽわーーんと誕生する瞬間、
赤ちゃんが泳ぐ姿に、神秘的すぎて、感動しちゃうだろうなぁ。

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