ただいま、ボランティア・スタッフさんに起こしていただいたトランスクリプト・データをもとに、映画の構成を練っています。
(ボランティアの皆様、本当にありがとうございます!)
ドキュメンタリー編集の流れをおおまかに説明しますと、
1. トランスクリプト(文字起こし)
↓
2. 文字構成
↓
3. 映像編集
↓
4. サウンド編集&音楽
↓
5. 色の補正&合成
となりますが、今は「2. 文字構成」の段階に入っています。
集中して取り組みたいので、先週から断続的にホテルにこもり、今日で7日目。
40時間ほどかけてすべての文字データを熟読し、本作のテーマにあった内容のものをピックアップするという作業は何とか終わりましたが、、、、
まだストーリーが形になりません。。。。。
産みの苦しみってやつでしょうか。。。。。。
これまでたくさんの作品を作らせていただいてきましたが、最も重要なストーリー作りの時は、いっつもこうなんです。
考えて、考えて、考えて、出てこなくて、だいぶ時間が経ってから、スッと知らないうちに出来ているというのがいつものパターン。
映画「うまれる」に関しては、無料DVD配布を始めたミニ・ドキュメンタリーもそうでした。
【出産】命の誕生、見たことありますか?
(おかげさまで10万ヒットを超えました!)
8分という短いドキュメンタリーなだけにまとめるのが難しくて、何度も何度も試行錯誤しました。
出来てみたら、何も考えないですぐ出来たようなシンプルな構成になりましたが(笑)、実は結構苦しんでしまいました。
一番簡単なのは、実は
「分かるヤツだけ分かってくれればいい」
と、アーチスティックに作る事なのですが、それだとメッセージが伝わらない。
いろいろな映画・映像があると思いますが、僕は、
「映画が作りたい」
というよりも、まず、
「メッセージをお届けしたい」
ので、その
「メッセージが一番効果的にお伝え出来る手段」として、「映画」を選択しています。
メッセージをお伝えするという事は、受け手があってのこと。
独りよがりな作りではダメですから、自分が納得するだけでなく、見ていただく方にも意図を感じていただかなくてはいけません。
と言う事で、僕にアーチスティックな映画は作れないと思います(笑)。
メッセージをお伝えすると言う事に関しても、「頭で分かった」というのだと、もう一つなんです。
僕らが映画「うまれる」で目指したいのは、
「身体の全細胞で感じる」というレベル。
難しい道を選択してしまいました。。。(^^;
と、苦しんでいる時に、スタッフから嬉しいメッセージが届きました。
「パパ、がんばってーっ!」
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
僕はまだ子供を授かっていません。
が、欲しくて欲しくてたまりません。
いつか来てくれるといいなーと思っていますが、
まだ存在してない未来の子供からのメッセージが届き(笑)、再びやる気に満ちてきました。
ヘンなやつだと思われるかもしれませんが、こんな僕が映画「うまれる」を作っています。
もうちょっと、がんばってみます!
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