あっという間にGWも終わってしまいましたね。
全国的にお天気も良かったようですが、楽しいGWをすごされましたでしょうか?
私たちは、といえば、お休みこそお仕事のしどき(?)ということで、いろいろな打ち合わせをしたり、ドキュメンタリーの追加撮影に行ったり。。。
企画/監督のトモは、ずっと、ずっと、編集しっぱなしでした。
昨日の夜からとうとう「背中がぎっくり腰!?」状態になってしまって、振り向いたりできない状態になってしまいました。心配です。
さて、すっかり、ご報告が遅くなってしまいましたが、4月25日(日)に、「男のお産塾」というテーマで、イベントを開催させていただきました。
参加していただいたみなさん、ありがとうございました!!
当日は、カップル、ご夫婦でいらっしゃった方がたくさんいて、4割くらいが男性という、なかなか素敵な会場になりました。
最初に、企画/監督の豪田トモから挨拶をさせていただいて、その後、別所哲也さんによる、鮫島浩二先生著の「わたしがあなたを選びました」の朗読。
もうこの段階から、すすり泣きが会場のあちこちから。
素敵な詩を読んでいただいて、感動的でした。
そして、とっても盛り上がったパネルディスカッション。
パネラーは、別所哲也さん(俳優)、鮫島浩二先生(産婦人科医)、大葉ナナコさん(バースコーディネイター)。そして、ナビゲーターは、企画監督の豪田トモが行いました。
別所さんは、昨年夏に、初めての赤ちゃんを超未熟児ちゃん(低出生体重児というそうです)で、出産されています。順調にきていたものの、早期胎盤剥離で、急遽病院に運ばれ、1100グラムという両手におさまってしまうくらいの小さな小さな赤ちゃんだったそうです。
全てが緊急で、一応立ち会ったけれど、あっという間のできごとだったそうです。
妊娠/出産のときに男性ができることは?
「男のお産塾」の大きなテーマでしたが、まずは「立ち会い」について話が出ました。
今は、「立ち会う」男性が増えてきていますが、立ちあうことだけが、男性にできることなんでしょうか??
鮫島先生がおっしゃっていたのは、
「分娩室に入ることだけが、立ち会いではないです。妊娠中から夫婦2人で赤ちゃんのことを想い、関わってことが立ち会うこと。陣痛を前にしたら、ぶるぶる震えちゃうだんなさまもいます。それでもいいじゃないですか。」
ということ。
女性側も、立ち会ってもらうことで、自分らしくお産ができる、安心して産める、という場合と、逆の場合もありますよね。2人が赤ちゃんを迎えるのに、ベスト、と思える状態で迎えてあげられるのが一番ですね。
その後は、別所さんとタッグを組みながら、九州男児だから、想いはあってもなかなか口に出せないんだ、という鮫島先生のぶっちゃけトークが続きました。
会場中爆笑で、アンケートにも、笑いすぎて泣いちゃいました、というコメントが多数(笑)。
そして、後半は、会場からの質問でも、流産をしてしまったとき、死産をしてしまったとき、男性はどうしたらいいのでしょうか??という質問が出ました。
実際、流産を経験する人は、15%程度いらっしゃるといいます。
単純に計算しても、15万人の妊婦さんが経験しているんですね。
どうしても、お母さんは「自分が無理をしたからかしら」「食べ物が悪かったのかしら。。。」「仕事のしすぎ???」と責めてしまいます。
でも、パネルディスカッションの中で、鮫島先生は、とにかく原因探しをしないことが重要、だとおっしゃっていました。
流産してしまうのは、赤ちゃんに何らかの問題がある場合がほとんどなんだそうです。周りの家族も「どうして?」「何が原因だったの?」と探さずに、赤ちゃんも短い命を全うした、と理解してあげるのが一番だとおっしゃっていました。
笑いと涙のパネルディスカッションの後は、大葉ナナコさんの「男の誕生学」。男性も女性も関係なく、全員子宮出身の私たち。いまここにいることが奇跡だ、ということをみなさん、じーーんと聞かれていました。
参加された男性から、
"一緒に参加した妻は、大葉ナナコさんの講演時に、「男が出産時に協力できること」というスライドを携帯の写メで撮ってました。今後、印籠のように使われそうです(笑)"
というメールをいただきました。
いいですねー。
イベントの最後は、映画「うまれる」のダイジェスト版を流させていただきました。イベント会場内に、登場していただくご夫婦やベビーちゃんたちもいらっしゃっていましたが、参加された方たちは、気づかれましたでしょうか?
今回は、映画にも登場しますが、何度かブログでもご紹介している18トリソミーの虎ちゃんも会場に来てくれました。大人気で、みんなに抱っこされていて、私もとっても嬉しかったです。
さて、アンケート結果でも、たくさんの方に書いていただき、満足度100%!という結果をいただいた、今回のイベント。
本当にご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
そうそう、恒例になりつつある【フリー胴上げ】。
今回も長蛇の列ができるほどの人気で、映画製作のスタッフは次の日、腕が筋肉痛で動かなくなっていました(笑)。
そして、第3回目のイベントも開催することが決定いたしました!
次回のテーマは、
【家族記念日】
です。
当日は、本作のナレーションをしてもらう方にも参加していただく予定です。以前、ホームページ経由で「ナレーションは誰がいいですか?」のアンケートをさせていただきましたが、あの中にいらっしゃった方です。
お楽しみに〜。
★お申し込みはこちらから
http://umareru.jp/event/0816/
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