企画・監督の豪田トモです。
僕が最後に務めた会社はアスキー・イーシーというオンライン・ショッピングの会社でした。
10年前の当時はネット・バブルとも言われている頃で、
「これからインターネットの時代が来るぞ〜!!」という時。
その会社もいまはライブドアに吸収され、一緒に働いていた人たちもバラバラとなり、
連絡も付かず。。。という状況でしたが、当時の同僚から久しぶりに連絡をいただきました。
そして僕のことについて、『うまれる』について、
とても興味深い日記を書かれています(笑)。
何だか懐かしく、面白かったので、
本人に許可をもらって文面そのままで掲載させていただきますー。
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映画「うまれる」
書籍「うまれる」
私自身もう出産はしない予定（笑）
お薦めです。
（勝手に宣伝させていただきます！）
とはいえまだ映画は観てないですが...
書籍だけ読んだけどボロ泣きでした。
この映画の企画・監督は10年程前同僚だったGさん。
一緒に仕事したのは1年程度の期間だったと思うけど、
ITバブルな時代、20代半ば、私が一番夢中になって、
ガムシャラになって仕事をしていた時代に、一緒に仕事をした人で印象深い1人。
個性派揃いだった中でも個性的で、
一匹狼的でワイルドな感じもあるけど、
優しい語り口で穏やかなGさん。
「うまれる」はとても読みやすいけれど現実的で、でも温かい作品。
私の記憶にあるGさんと同じ感じ。
なんだかフワフワした他の出産体験本とは違う。
Gさんの作品だからというのもあるけれど、
読んでたら自然にわーっと色んな感情があふれてきたり、思い出したりした。
私がいたA社は当時、大企業C社の傘下になったばかり。
そのC社から出向してきたGさん。
ビシーッとスーツでやってきたGさんだったけど、
数か月後にはA社の自由な雰囲気に合わせたのか(笑)
短パン&サンダルで出社してきたのを思い出す。
まあいろいろあって・・・
その時の仕事仲間は転々バラバラになり、
Gさんは映画監督になるべくカナダへ留学していった。
そして今夢を実現している。
私は妊娠→結婚→出産→育児→もう一人出産→仕事復帰。
同年代のGさんの夢を追い求める姿勢は羨ましいと思ったし、潔くてかっこよかった。
でも現実は厳しいんじゃないかとも思った。
Gさんが留学を終えカナダから帰国したばかりだった頃で(4年くらい前)、
私は１人目の息子を生んでまだ半年くらいの頃だったと思う。
別の元同僚一家と私とGさんで渋谷でランチしたことがある。
私はまだ赤ちゃんの息子を連れて（いまや5歳だ）。
一匹狼Gさんと赤ちゃん連れ2組でランチするのは
なんだか申し訳なかった気がしたのを覚えている。
「うまれる」を読んだ後、仕事、妊婦、出産、子育て・・・
たくさんのことを思い出して涙をポロポロでてきた。というか、涙出っ放しで読んだんだけど。
Gさんはあの時、私の息子をどんな気持ちで
抱っこしてくれたのかなぁと考えた。
留学を終えて帰ってきたけど映画監督にすぐなれるわけではないし、
悶々としていたと思っていたけれど、
ただ悶々としていたのではなく、
映画を創ることに真っ直ぐ向かっていたんだろうなぁと思う。
あの時すでに出産のドキュメンタリーを撮ろうって考えていたのかな。
いつかGさんに聞いてみたいな。
すっごい痛いんだけど幸せな出産。
可愛い可愛い小さな赤ちゃん。
こんなにいい匂いで、やわらかくて、暖かい！
「完璧」な存在がいるなんて！
両親もこんな経験をした上で自分がいるんだ！
お母さん、ありがとう。ごめんなさい。
出産と子育てを経験して別世界を体験して、
たくさんの人に助けられていること、
子どもたちの存在の大きさを感じる毎日。
自分の「生き方」を立ち止まって、
落ち着いて見れるようになったかなと思う。
「うまれる」を体験できた人生に感謝。
両親に感謝。
わたしも両親のところをえらんでうまれてきた１人です。
私のところにうまれてきてくれた息子と娘に感謝。
ママはあなたたちなしで食べるお昼ご飯が味気無いんだよ。
Gさんの夢を叶えたパワー、
毎年うまれる新しい命のパワーに感謝！
私もまだまだチャレンジして生きていくぞ！とパワーをもらった「うまれる」。
日記を読んでくれた方、ぜひ！
P.S.
Gさん結婚おめでとう。
ベビーとパートナーさんと幸せな家族になってね。
「うまれた」も撮って！
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たぐっちゃん、映画観に来てくれてありがとう!
近々食事でもしませう!
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