上野創さんの著書『がんと向き合って』を読みました。
これまで知っていそうであまり分からなかった
「ガン闘病」というものが初めて視覚化できました。
26歳でガンを宣告された新聞記者さんの闘病記ですが、
さすがに記者さんですね。
描写が巧みで、まるで良質な小説を読んでいるような気になってしまう、
ノンフィクションです。
上野さんの奥様に一度、取材していただいた事がありまして、
どこか死の淵を経験されたような、というか、
大きなオーラを持った方だなぁと思いましたが、
上野さんと共に、究極の苦しみと悲しみを乗り越えられたんですね。
映画「うまれる」は産まれて来た・生きている奇跡や、
そこに強烈に介在している家族の絆などを「感じて」いただきたく作った作品ですが、
本書からも全く同じ精神性を感じました。
おこがましいとは思いますが、、、
いつか、こういう映画を作ってみたいです。
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