『潜水服は蝶の夢を見る』
というフランス映画がありました。
身体の機能を完全に失ってしまい、言葉を発することもできなく
なってしまった男性が、左目の瞬きだけでコミュニケーションを
図るというお話です。
今回、虎ちゃんと一緒に沖縄旅行をして、
このフランス映画を思い出しました。
虎ちゃんは、
自由に身体を動かすことが出来ません。
喋ることも出来ません。
でも、
ちゃーーーんと
周りで何が起こっているか分かっていて、
自分がどうしたいのか、
何をしたくないのか、
何が出来るのかを
伝える事が出来るんです。
エピソードはたくさんありますが、
沖縄で体験したことを一つご紹介します。
今回の旅行はもうすぐ11ヶ月になる、
娘の詩草(しぐさ)も連れて行きました。
※ 妻のサングラスでスティービー・ワンダーのモノマネです(笑)。
おかげさまで詩草は順調に育っていて、
ハイハイやつかまり歩きも完璧にマスターし、
時折、数歩くらい歩くことも出来ます。
本当によーく笑うんですが、
彼女なりの愛情表現があって、
気に入った人には相手の顔をペチペチ叩くんです(笑)。
保育園ではよく注意されますがー。。
いつも動き回りたくて仕方がないらしく、
外食時は座敷のあるところでないと、
もう食事が出来ませんっ。
そんな詩草は、今回の旅行で虎ちゃんの事が
大好きになったみたいで(会うのは2-3回目)、
いつも近づこうと、触ろうとしていました。
沖縄2日目の夜、座敷で食事をしていた時のこと。
詩草はいつものようにハイハイし、
立ち上がっては動き回っていたのですが、
虎ちゃんが寝そべっているのを発見して、
高速ハイハイで近づいていきました。
いつものように顔をペチペチ叩いたら困るし、
特に虎ちゃんは鼻にチューブをつけているので、
勢い余って取っちゃったら一大事。
顔に触らないようにしつつ、
虎ちゃんに近づけると、
何と詩草は、
【ニコニコしながら虎ちゃんの頭を優しくナデナデし始めた】んです!
「おおーー!」
と一同、驚いていると、今度は
【ナデナデされている虎ちゃんがニコニコと笑い始めた】んです(!)。
何だか感動〜♪
二人の間では何か僕らには分からないコミュニケーション
方法があるのでしょう。
その後、詩草はちょっと離れては
ハイハイで近づいて虎ちゃんに触って、、、
という行動を繰り返してたんですが、
そのたびに虎ちゃんは恥ずかしそうにニコニコ。
虎ちゃんはニコニコと笑うようになりました。
一般的に障がいを持った方には、
何も分かっていない・何も伝えられない
という、大きな「誤解」があります。
でも虎ちゃんは、ちゃーんと、
考えて、感じる、表現することが出来るんです。
表現方法はバラエティに富んでいないかもしれないけれど、
虎ちゃんのシンプルな笑顔の中に、
人生のすべてが詰まっている気がしました。
>一般的に障がいを持った方には、
>何も分かっていない・何も伝えられない
>という、大きな「誤解」があります。
はい、それはとんでもない「誤解」です。
小さな体調の不調を訴える事も、
メッセージの一つとして発信している経験沢山あります。
それが思春期だったり、学童期だったりします。
どのように、回りが感じてあげらっるか、ということも含めて同感です
今回の旅行では、虎ちゃんと、ともに過ごした時間の大きな発見と言うか、新鮮というか、さらにがふえましたよね。素晴らしいです
小さいときから同じ時間を沢山過ごしいてほしいな〜
保育園でも,学校でも、共同、共育することで、コミニュケーションも広がるだろうし「命」の大切さも伝わるのではと、思う私です。
いや〜詩草ちゃん、ほんとうに良く笑いますよね、可愛いです。
ママといっしょに過ごした妊娠期間もきっと、お腹の中で笑顔でいたんでしょうね
虎ちゃんも男の子らしくなりましたね。
虎ちゃんがこんなに成長している事を写真で拝見できて、涙が出てきました。本当に可愛らしい微笑み、スマイル、が素敵です。両親の愛情を一杯母乳を吸うように毎日を過ごしている事の証と思いました。その愛情豊かな生活が明るい、幸せな微笑みに表現されているので、感動しました。そして、詩草ちゃんが「なでなで」する事を察知出来るコミュニケーション方法も凄いと思います。しかし、子供は本当に純粋ですので、大人が見えない、感じない、聞こえない、におえない、触れられない事が五感で、直感的で分かるので、いつも驚くばかりです。本当に素晴らしいお話を有難うございました。It made my day!!