「私と仕事、どっちが大事?」って聞かれたら、何て答えますか?

先日、名古屋で参加させていただいたパネル・ディスカッションで
司会でNPO・ThinkPearl代表の難波ミチヲさんに

『奥さんに「私と仕事、どっちが大事?」って聞かれたら、何て答えますか?』

と聞かれました。

パネル・ディスカッションのテーマが「男目線の育児」みたいな感じだったので、
パネラーの5人は全員男性だったんですが、
最初に答えられた60代の方は

『そりゃあ、オレだよ』

と答えられていて(笑)、
独身の20代、30代の男性は

『相手にもよると思いますが、いまは「仕事」って答えちゃうかもしれないですね』

と答えられていました。

僕は、

『妻はそういう事は聞かない素敵な女性ではありますが(笑)』

という前置きをした上で、

『家族』

と答えました。

格好つけたわけではないんですが、
映画『うまれる』の製作を通して、
命・家族・絆の大切さを真に心から感じる事が出来、

また、映画の公開と同時に家族が出来たという経験もあるので、
僕は【仕事よりも家族の方が大切】だと感じるようになりました。

以前、結婚していた時は、確か同じ質問をされた記憶があって、
自信満々に『映画に決まってんじゃん』
と答えたような気がします(笑)。

映画『うまれる』を作っていなかったら、僕も『仕事に決まってんじゃん』
と答えたと思いますが、いまは全く違います。

もし家族に何かがあって、
映画の仕事を辞めないといけなかったら、すっぱりと辞めるつもりです。

男がこういう事を言うと、反発される事必至ですが(笑)、
これが僕の考え方です。

司会の難波さんは

『どの答えもダメですね～(笑)』

と言われました。
正解・不正解はありませんが、
彼女曰く、

『こういう質問をしなきゃいけないというのはそもそも危機的状況で、
それを察知して「こんな事を聞かせちゃってゴメンね」と言って、抱きしめる』

が正解だそうです。

「仕事の方が大事だ」と言われたら、もう離婚に近づいちゃうでしょうし、
「君の方が大事だ」と言われた場合は、その時は「もう少し我慢しようかな」
と思っても、質問の意味を真に理解して反省しないと、結局同じことを繰り返すでしょうと。

確かに。。。

妙に納得。。。

女心は難しいなぁと思いつつ、
何だか反省した一日でした。

男も「俺と子供と、どっちが大事なんだよ?」って聞いてしまいそうですね。。。