鮫島浩二先生から『うまれる』誕生日のメッセージ

トモさん、牛山さん、スタッフの皆様方

関根さんの端役で映画に登場させていただいた鮫島です。

映画『うまれる』1周年おめでとうございます。

はじめて試写作品をみたとき、子どもが欲しい全ての方々を
網羅しているものの、観客を集めるには微妙に難しい題材で、
すぐにお蔵だろうと心配いたしました。

この一年、各地での上映会成功のうわさが耳に入るたび、
改めてインパクトのあるすごい映画だったのだと
思うようになりました。

この映画は、アクション映画のような
わくわくドキドキヒートアップする場面がないにもかかわらず、

草の根運動的に口コミで広まり、
赤ちゃん連れで堂々と映画館に入れるという、
ヒットする映画の常識を根底から覆す大きな社会現象を生みだしました。

リピーターが多いのも、自主上映会が1年以上に渡り全国津々浦々まで
行われ続けているのも、映画業界にとって目からうろこなのでは?

いい映画にちょこっと出演させていただき
本当にありがとうございました。
息の長い映画であり続けることを祈願します。

そして、トモさん、
たくさんのテーマをお持ちのようなので次にも期待しますが、
心からのエールを送ると同時にアドバイスの言葉を贈ります。

"いかなる成功も家庭の失敗を償うことはできない"

あなたの成功のほとんどは奥様とスタッフのおかげです。
肝に銘じてこれからも命の重みを考えさせる映画を撮り続けてください。

2011.11.06(日)
さめじまボンディングクリニック
院長 鮫島浩二

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