昨日のブログで沖縄県が県別入場者数でNo.2に躍り出ましたが、
沖縄県では先月から学校上映が急に増えました。
映画『うまれる』を上映してくださって先生から
こんなメールが届きましたのでシェアさせていただきます。
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LHR時間と総合的な学習の時間を利用して上映会を実施しました。
『本校の生徒は、ちゃんと観てくれるだろうか?』、
『ちゃんと理解してくれるか?』など上映前は不安でしたが、目立った私語もなく、
ほとんどの生徒が、真面目に映画に見入っている様子でした。
死産を経験した夫婦のシーンではすすり泣く声も聞こえ、
また、終盤の出産シーンも真剣に観ている空気が会場内にありました。
映画のエンドロールが始まったところで場内から自然に拍手がわき上がっていました。
翌日に生徒に対して感想とアンケートをとりましたが、
ほとんどの生徒が『うまれる』を観ることができて良かったと答えており、
自分の親に感謝したい
と答えた生徒も少なくありませんでした。
男子生徒の意見で最も多かったのが、『女性は強い』
『女性を大切にしたい』
などで、
『もし自分が親になるときは、絶対、立ち会って奥さんをサポートする』
という感想があり、
女子生徒は、『出産は痛そうだけど、お母さんになって、自分の子どもに逢いたい』
という感想が多く寄せられました。
「昨日、お母さんの誕生日だったから、"ありがとう"の気持ちで小さいけどケーキを買ってお祝いした」
と報告してきた女子生徒もいました。
学校で上映会ができたことで、多くの生徒に良い影響を与えることができたと思います。
昨年から、沖縄県内の若者達による排他的行為(集団レイプ・集団レイプの末の被害者の自殺・集団暴行障害など)がニュースで報道され、現代の子ども達の性や"いのち"に対する意識について考えさせられることがあり、学校現場でも人権教育という形式で"いのち"の教育が求められていました。
本当に、すばらしい作品を無料で上映させていただくことができ、
職員一同、感謝の気持ちでいっぱいです。
沖縄県立豊見城南高等学校
養護教諭: 上原 厚子
鑑賞者: 全校生徒(1~3)年生計610人および教職員
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