こんにちは。
豪田トモです。
年末にご案内させていただいた『うまれる』相談室ですが、第一弾をシェアさせていただこうと思います。
■ ご相談内容 (要約)
去年の六月に死産しました。
妊娠8カ月で胎内死亡がわかり、促進剤で出産に至りました。
とても悲しかったし、辛かったです。
でも上の子がいるため、がんばりました。
日常生活に戻るために。周囲に心配をかけないように。
普通を心がけました。
でもそれは、冷たい人間だと思われたようです。
特に旦那にそう思われてしまったのがつらかった。
お友達と遊ぶのが大好きな上の子の為に、地域の子育てサークルにも顔を出し、同じころに生まれた子や、新たに妊娠するお母さんたちをみて、辛かったです。
そしてのこのことやってくるわたしのことを他の人たちはどう思ったでしょうか。
もともとそんなになじめていないので、真意はわかりません。
わたしはどんどん腫れ物です。
わたしが喋ると空気が凍ります。
みなさんに気を使わせるのが申し訳ないです。
愛想笑いをうかべる自分をぶん殴りたいです
死産以来子どもを叱ることも多くなりました。
わかっているのにカッとなってとまりません。
結果子どもはわたしの顔色を伺うようになりました。
「もう知らない!!!」と怒鳴るわたしに、泣きながら必死ですがりつく子どもをみて、わたしは本当にダメな母親だと思いました。
旦那とはなんとなく普通の状態に戻りましたが、真面目な話が苦手なようで、未だに本音は話し合えません。
とても苦しいです。
子どもの死産には意味がある。。。とか、いろんな本やネットで読みました。
でも未だにわかりません。
わたしのしんでしまった子は、わたしになにを教えてくれようとしたんでしょうか。
困難を乗り越えると、より深い家族の絆が?
わたしの子どもはなんのために死んでしまったんでしょうか。
いままで誰にも聞けなかったことです。
よろしくお願いします。
猫背
ご相談内容の全文は昨日のブログをご覧くださいませ。
■ 豪田トモからのお返事
● 流産・死産は「我が子を亡くす」という体験
非常に辛い体験をされましたね。
流産・死産は戸籍が出ませんので、社会的には「産まれて来なかった」という事になっていますが、
赤ちゃんは間違いなく、猫背さんのお腹の中で産まれ、そして一緒に生きていたお子さん
ですよね。
猫背さんは「我が子を亡くす」という想像を絶する体験をされたんです。
特に、お子さんを促進剤で出産しなければならなかった体験というのは、本当につらかったと思います。
僕はこういう場合、手術して麻酔をしている間に取り出すのだと以前は思っていました。
しかし、帝王切開してしまうと次の出産に影響があるからという事で、通常のように出産しなければならないと聞いた時、「え?」と耳を疑いました。
我が子を亡くした悲しみの絶頂にあるにも関わらず、8時間なり10時間なりをかけて子供を出してあげなければならないのは、本当に想像を絶します。
にも関わらず、ご自分の辛さを押し殺して、周りの方々の事を先に考えている猫背さんは、人一倍、頑張り屋さんで、そしてとても高貴な方だと思います。
● 慰めてあげたいと思っても、どうして良いか分からない
地域のママさんたちは、決して猫背さんの事を腫れ物だと思っているわけでも、冷たい人間だと思っているわけでもなく、
単に「どう接して良いのか分からない」
というだけだと思いますよ。
きっと、慰めてあげたい、猫背さんの役に立ちたいと思っても、
「何か余計な事を言ってしまって傷つけたらどうしよう」
「"気持ち分かるわよ"と言っても"あなたに子供を亡くした気持ちのどこが分かるの?"と思われたらどうしよう」
など、色々と考えている事で少し間の良くない空気になってしまっているのだと思います。
逆に、猫背さんも今回の体験をされる以前に、同じような経験をされた方と接した場合、何と言ってあげて良いのか分からなかったと思いませんか?
私自身、5年ほど前に、13年間のお付き合いの末に離婚をしたのですが、周りは何をどう言ったら良いのか分からなかったようで、「多分、俺がいない方が皆は気兼ねなくしゃべれて楽しいだろうな」と思っていました。
猫背さんのつらさとは比べものにならない経験ではありますが、その空気感というか、ニュアンスはとてもよく分かります。
● 怒って当然。悲しんで当然。泣き叫んで当然です。
おそらく、現在の猫背さんは「我が子を亡くす」という体験をされた事に
「心が怒っている」
のではないでしょうか。
自分の子どもが亡くなった事、
周りの方々の理解不足、
ご自分を責める気持ち
などで、
穏やかな気持ちになる事が出来ず、
自分でもよく分からないイライラ感
が常にあるのかもしれません。
また、ご自分の理想と現実のギャップに対しての「心の怒り」なのかもしれません。
新しい赤ちゃんと新しい家族を築くことをとても楽しみにしていたのに、どうして期待だけもたせて厳しい結果だけ残し、夫婦、親子関係のしこりまでもたらされたのか、冗談じゃない。。。
この「心の怒り」が、
お子さまに必要以上に叱ってしまったり、カッとなってしまったり、旦那さまや旦那さまのご家族、地域の方々に対して、以前のように気持ち良く接する事が難しくなってしまった根本的な原因だと思います。
ただし、それは当然の事ですから、気に咎める事もありませんし、周りに気兼ねする必要もありません。
我が子を亡くされたんですから、当然です。
怒って当然。
悲しんで当然。
泣き叫んで当然です。
猫背さんはお子さんを愛していますよね。
かけがえのないお子さんですよね。
無意識のうちにお子さんにきつく当たってしまうご自分に傷つかれ、何とかしようと試みていらっしゃる猫背さんは、決して「ダメな母親」なんかではありませんよ。
大変な事を経験したのに、毎日頑張って子どもと向き合う、素晴らしいお母さんだと思います。
● 悲しみから抜け出す4つのプロセス
子供やパートナー、親などの死によって深い悲しみを経験された方は、次のような心の動きをされる方が多くいらっしゃいます。
1. 否認
現状を受け入れたくない気持ち
2. 怒り
「なぜ自分だけこんな目に会わなくてはならないのだ」という気持ち
3. 閉じこもり
他人と接しても理解してくれない、意味がないと思う気持ち
4. 受容
起きた事を受け入れ、共存と共に新しい自分に生まれ変わる
このプロセスは、名称が違っていたり、数が違っていたりと諸説ありますし、誰にでも当てはまるわけではないと思いますが、流産・死産を経験して立ち直られた方の多くは(もしくは肉親を亡くされた方など)、以上のような事を経て、落ち着いた日常に戻られています。
猫背さんはおそらく現在、2(怒り)と3(閉じこもり)の状況にあてはまるのではないかと思いますが、いかがでしょうか?
映画『うまれる』にご出演いただいた関根さんというご夫婦は、出産予定日にお子さまを亡くされましたが、以上のようなプロセスを経た後、いまではゆったりとした日常に戻られています。
母親の麻紀さんは
「子どもを亡くした直後の深い悲しみは少しずつ形を変え、今では、椿(お腹の中でなくなった赤ちゃんの名前)はいつも優しく私たち家族を包んでくれている光のような存在になっています」
とおっしゃっていました。
● この体験を乗り越えるのには、サポートが必要です
しかし、関根さんのように、この経験を受け入れ、癒しにまで至るという「一大プロジェクト」を成し遂げるには、やはりお一人だけで乗り越えるのは難しく、周りの方々のサポートが必要になります。
これは概ね、パートナーの方が役割を担う事が多いのですが、猫背さんの場合、旦那さまとは「本音で話し合えない」ようですね。
人生において、パートナーとの関係は非常に非常に重要です。
パートナーとの関係が良ければ、日常に幸福を感じる機会も増え、お子さんにも精神的に余裕を持って接する事が出来ます。
しかし、おそらく、いまの猫背さんは、「我が子を亡くす」という壮絶な体験をされたにも関わらず、そこから立ち直るための精神的サポートを周りから受けていないという状況です。
● 泣いて、話して、向き合ってください。
ここからは猫背さんに立ち直っていただくための僕なりのアイデアをご提案させていただきます(もしご自分に合わないという事でしたら無理に取り組まれなくても結構です)。
1. 思いっきり泣く
まず取り組んでいただきたい事は、思いっきり泣いていただく事です。
泣いたら余計に辛くなるのではと思われるかもしれませんが、涙を流すという行為は、心の浄化作用があります。
「泣いたらスッキリした」という経験をされた事はあるのではないかと思いますが、思いっきり泣く事で、ご自分のお気持ちに素直に向き合ってみてください。
宜しければ以下のアニメーションをご覧ください。
手前味噌で恐縮ですが、映画『うまれる』の中のワン・シーンをそのままYouTubeに掲載しています。
天国に旅立った赤ちゃんの物語をアニメーションとして作らせていただきました。
また、機会がありましたら『うまれる』の書籍と映画もご覧ください。
必ず、お役に立てると思います。
2. 友人に話してみる
何でも話せるご家族・友人に、今回の体験を思いっきり語ってみてください。
本来は旦那様にお話するのが理想ですが、難しいようでしたらまずはご友人にお話しする事で「練習」してみてください。
この時、アドバイスをくれるタイプのご友人ではなく、何も言わずに聞いてくれて、出来れば一緒に泣いてくれるタイプのご友人にお話いただく方が楽になると思います。
3. ご主人と向き合う
これは今回、決して避けることは出来ません。
この世の中で最も本音で話し合う相手は、旦那さまであるのが理想的だと思いますし、旦那さまのお力抜きで、現状を切り抜ける事は非常に難しいと思います。
旦那さまとは、特に恋人同士の頃はふざけあったりして楽しい時間を過ごされていたのではないかなぁと思いますが、その頃に友人とは絶対にしないような深い話をされた事はありますか? 産まれること、生きること、死ぬこと、自分のトラウマ、過去の辛い体験など、話をされた事はありますか?
特に男性は、このような話をすることが苦手な方も多いのですが、もしそのようなご経験がない上で今回のような体験をなさったのであれば、猫背さんの状況を本音で話し合うチャンスなのかもしれません。
しかし、おそらくここで取り組んでおかないと、今後の夫婦生活が急激に好転する事はなく、どこかで弾けてしまう可能性が高くあります。
流産・死産や不妊を経験されたご夫婦に離婚が多い事、また、昨今の「震災離婚」も、夫婦が本音で話し合う事が出来なかったから、とも言われています。
さだまさしさんの名曲「関白宣言」に
「幸せは2人で育てるもので、どちらかが苦労して繕うものではないはず」
という歌詞がありますが、まさにその通りだと思います。
● 大変な経験を共に乗り越える事で強まる夫婦の絆
今後の人生でも厳しい局面はあるかもしれません。
やはりそれを乗り越えるのは夫婦の絆でしょうし、大変な体験をご夫婦で乗り越えられると、夫婦の絆は非常に固いものになります。
死産の経験をされて映画にご出演いただいた関根さんご夫婦はさまにそうです。詳しくは書籍をお読みいただきたいのですが、映画をご覧いただくと、関根さんご夫婦は本当に素敵なカップルだと思われると思いますが、昔から理想の関係だったわけではなく、椿ちゃんを亡くされた経験を共に取り組んだ事で、夫婦の絆が強固なものになられたんです。
最も避けたいのは、夫婦間のネガティブなエネルギーがお子さんに伝わり、病気や怪我などの形で「表面化」する事です。
もちろん、すべてに当てはまるわけではありませんが、お父さんとお母さんの仲を取り持ちたいと願う子どもが、無意識のうちに自ら犠牲になって家族をまとめようとする事があるようです。
そうなる前に、ご夫婦で向き合ってください。
● パートナーとの向き合い方 まずは受け入れる
さて、
それでは、現状の旦那さまと今回の体験について、どのようにして向き合うかという事ですが、
まず、お願いしたい事は、旦那さまの対応について批判的にならないでいただきたいという事です。
きっと、旦那さまもお腹の子を亡くされた事を、旦那さまなりに悲しんでいらっしゃって、旦那さまなりに考えられて、ベストだと思う選択をされているのだと思います。
女性はつわりを経験し、胎動も感じ、お腹も大きくなり、、、と様々な点で母親になる準備が出来ますが、男性はこれらを一切、体感する事ができないので、多くの日本人男性は父親の実感を持つのに数ヶ月を要します。
ですから、まだお腹の中にいて「産まれていない」子どもに対して、感情的な接点を持つことが難しいのが「現実」かもしれません。
残念ながら、多くの男性にとって「流産」というのは、女性が思う以上に「大事(おおごと)」だと捉えにくい傾向にあります。
そのような「現実」にいる男性に対して、「気持ちを分かってくれない」「支えてくれない」と問い詰めても、効果は限定的です。
おそらく旦那さまは、旦那さまがこれまで育って来た時代背景と社会環境、家庭環境の中での価値観で、「あまり泣きすぎるのは良くない」「早く忘れたい」「明るく努める事が一番良いのだ」「奥さんに早く元気になってもらいたい」と感じていらっしゃるのではないかと思いますし、それに対して否定的になっても、問題解決にはならないと思います。
● 男と女と涙
また、男性は涙が苦手です。
女性に泣かれると、男性は「悲しいんだね、僕も一緒に受けとめるよ」と反応する場合と、「めそめそ泣いてるんじゃねぇ」と反応する場合と、主に2パターンあります。
多くの男性は、最初は前者のような反応を取りますが、同じ事柄に対して何度も泣くという事は男性の理解を超えたものがあり、それに対してイライラしてきて、後者のような反応を取る男性が非常に多くいます。
明るく努めようとしている男性に対し、女性が泣きじゃくっていると、男性は「足を引っぱられている」という感覚になってしまうんですね。
特に、女性は泣いている時にうまく自分の感情を相手に理解できるように表現する事が苦手だと思いますが、論理的な動物である男性は、泣いているばかりで何を言いたいのか分からない女性の相手をするのが、非常に苦手です。
女性は自分の感じていること、考えていることを感情的・感覚的に伝え、そして受け取る事が多いのですが、男性は論理的・合理的に送受信する傾向があるため、女性が感情的な針がマックスになっている時、男性は「圏外」になってしまい、うまく伝わらない事が多くあります。
おそらくこれは、そもそもの脳の作りが違うので致し方ないことなのだと思いますので、ここは深入りせずに、そういうもんなんだ、と思った方が楽です。
男は基本、鈍感なんです。。。
● 男性には男性なりの悲しみを処理する方法やタイミングがある
関根さん以外にも、流産・死産を経験したご夫婦に数多く取材させていただきましたが、出産直前に急に容態がおかしくなり、お腹のお子さんを亡くされたご夫婦がいらっしゃいました。
奥さまが嘆き悲しんでいる一方、旦那さまは涙一つ見せず、冷静に医療スタッフに対応し、葬儀を済ませ、奥さまから見ると「本当に悲しんでいるのか?」と勘ぐりたくなるような様子だったそうなのです。
でも、奥さまがいない時に旦那さまにインタビューさせていただき、じっくりとお話を聞いたところ、旦那さまは号泣されていました。
お子さんを亡くされた事を心から悲しまれていました。
きっと、男性には男性なりの悲しみを処理する方法やタイミングがあるんです。
特にパートナーの女性が落ち込んでいる時は、「自分は落ち込まずに、なるべく明るく気丈にいよう」というバランス感覚を持っている男性は多くいます。
ですので、まずは今の旦那さまを受け入れるという事から始めてください。
● 旦那さまの気持ちを聞いてみた事はありますか?
そして、次に取り組んでいただきたい事は、旦那さまの気持ちを聞いてみるという事です。
おそらく、猫背さんが旦那さまに言いたい事、分かって欲しい事はたくさんあると思うのです。
でも、旦那さまの立場からすると、猫背さんがたくさん泣いているのも見ていますので、「もう分かっている」という感覚があると思います。
そこで再度、「こないだの件なんだけど、、、」と話をされても「またその話か」という反応をされる可能性が高いです。
一方、流産・死産の経験をした時、女性は自分の感情を表し、少なからず話を聞いてくれる時はありますが、男性が流産に関して話を聞いてもらう機会はほぼ、一切ありません(話したいという男性も少ないかもしれませんが)。
話を聞いてみたら、猫背さんの知らなかった旦那さまの感情や感覚を聞く事が出来、「ああ、そうだったんだ」と、そこで相互理解が進む事は十分、ありえます。
おそらく、猫背さんが悩まれているのと同じように、旦那さまも悩まれているのではないかと思うのです。
ポイントは、
自分が言う、のではなく、相手の話を聞く、
という事です。
ただ、半年前の流産の話を旦那さまに聞く、というのは、タイミングが難しいですよね。
いきなり食事をしている時に聞く事も難しいと思いますので、
・友人・知人が流産・死産を経験した、もしくはお子さんを亡くされた、と同じ経験をした他人の話から始める
・「こんな本を読んだ・もらった」と本の話題から始める
・「こんな映画・テレビを見た」と始める
など、一見、別の話題から始めてみてはどうでしょう。
● 男性は女性に甘えられると力を発揮する!
そして、旦那さまの話を聞きながら、ご自分の感じている事を、あまり感情的になりすぎに旦那さまに伝えてください。
そのためには、先に書かせていただきましたが、別の方に一度、自分の気持ちを洗いざらい話して、旦那さまが受信できるような伝え方を「練習」してみる事も有効かもしれません。
最後に重要なのは、
猫背さんが旦那さまに「甘える」という事です。
辛い、悲しい、助けて欲しい、寂しい、、、
こういった事を素直に旦那さまに伝え、サポートを請うことはとても大切です。
女性は「察して欲しい」と思われると思うのですが、
男性は基本、鈍感な動物です。
明確に伝えてくれないと分からないというのが男性ですが、明確に伝えてもらって、自分が何をしたらいいのかが分かると、男性は威力を発揮しやすいのです。
そして、もう一つ重要なのは、旦那さまを頼りにしている、感謝している、という事を明確に伝えてください。
本当は男性の方から「愛している」というような事を言葉と態度で示して欲しいというのが女性の本音だと思いますが、日本人男性にそれを期待するのは、残念ながら、宝くじを当てるようなものです(笑)。
いつまで待っても仕方がないので、自分から始めてみましょう。
きっと、楽になります。
男性は女性に頼られる、甘えられるのが基本、大好きです。
ですので、「辛いけど、あなたしか頼る人がいない」「悲しいけど、いつもそばにいてくれてありがとう」と伝えられると、男性は「俺が出来ることは何でもするぞー!」となる傾向にあります。
● 完璧な親はいません。安心してください。
猫背さんのお腹の赤ちゃんが亡くなられた理由は、
僕には分かりません。
でも、赤ちゃんは何らかのメッセージを持って、猫背さんのもとに来てくれたのだと思いますので、ぜひ見つけて上げてください。
そう思わないと、悲しすぎるし、辛すぎますよね。
完璧な人間がいないように、完璧な親もいません。
しかし、子どもやパートナーとの日々の生活の中で、少しずつ、より良い親になっていき、より良いパートナーになっていき、より良い人間になっていくのだと思います。
きっと、いまの「心の怒り」が晴れて、空に戻った赤ちゃんに感謝し、お子さまを亡くされた事を、忘れるのではなく、「共に生きる」という選択の出来る日が来ると思います。
その日が来たら、きっと幸せだと思いませんか?
最後に。
上のお子さんにも、お母さんは赤ちゃんがお空に帰ってしまって悲しいんだー、と素直にお話されてみてはいかがでしょうか?
子どもは小さくても本当にいろいろなことを「受信」しています。
言葉だけがコミュニケーション手段ではなく、表情や態度、肌のぬくもり、声のトーンなど、様々な情報から子供は子供なりの電波で感じ取ります。
大好きなママが悲しい想いをしている、ということも、きっと分かって、力になろうとしてくれると思います。
そして、たくさん抱きしめてあげてください。
この世で1人しかいない、大事な大事なママですから。
以上、長文になってしまって恐縮ですが、
お返事とさせていただければと思います。
ご相談ありがとうございました。
猫背さんにいままで以上の幸せと笑顔が訪れますように♪
こちらのご相談のその後、ですが、
2012年5月に
【再度、妊娠】した旨のメールをいただきました♪
ブログをアップしてすぐの事だったようで、
何か運命的なものを感じてしまいます。
前回の事があるので出産するまで不安が尽きないようですが、
きっと元気で可愛い赤ちゃんが生まれるでしょう!!
おめでとうございます!!
自分は8/28に諸事情により4ヶ月の息子が天使になりました。この内容を見て思う節がまんまそのままでした。
読んだことにより相手との接し方を今一度考えてみようとおもいました。