かなり感動しますので、
覚悟して読んでください。
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私の両親は離婚していて、今は祖母とおばと母と4人で暮らしています。
兄が2人いますが、2人とも自立していて、家を出ています。
私は、私の家は普通じゃないと思っています。
お父さんがいないことで、とても悲しく辛い思いをしてきました。
貧乏でなるべくお金のかからないようにしてきました。
私はこの家に生まれて不幸だと思いました。
周りのみんなは、学校のお金も、自動車学校のお金も、親のお金で車を買ってもらったり、家族で旅行に行ったり、楽しそうにごはんを食べたり。
私は奨学金で学校に行って、バイトで貯めたお金で免許とって、よく考えると、私は借金があるのと同じなんだと思いました。
友達が「お父さんどっかいかんやか」とか「お父さんいらんのやけど」とか言ってるのを聞いたら、本当に嫌な気持ちになるし、いらっとします。
お母さんの子どもに生まれたくなかったって何度も思ったし、死にたいとも思いました。
今日、映画『うまれる』を見て、親ってこんなに子どもを愛しているんだ、私は愛されているんだなと思いました。
おばは、私の両親が離婚してから母のことが心配で、大変だと思い、一緒に住んでくれました。
仕事もしてくれて、ご飯を作ってくれたりとか、育児にも協力してくれました。
おばは、結婚していなくて、子どももいません。
それは、きっと私たちのせいなんです。
私たちが、おばの、人生を変えてしまったんです。
今日の映画を見て、初めてわかりました。
きっと子どもが欲しかったはずなのに、私は、それを奪ってしまったんです。
おばは、父の事を悪く言う時があります。
私はそれを聞くととても嫌な気持ちになり、泣くこともありました。
でも、おばは私以上に辛かったのかもしれません。
辛いのは私だけじゃありませんでした。
私たちは、みんなそれぞれ辛くても、助けあって生きてきたんだと、初めて知ることができました。
私は、いつ死んでもいいと思っていました。
でも、今日、映画を見て、母は、とっても苦しくて、とっても痛くて、あの出産シーンのように、私を産んでくれたんだと思うと、自分の命を大切にしなくちゃと思いました。
産むということは、とても大変なことで、親たちは、子どもが生まれることを楽しみに待っていてくれていると、初めて知ることができました。
私が、この映画を見て思ったのは、
「お母さんの子どもで良かった」ということです。
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