現在、次回作のテーマの一つとして「要保護児童」についてリサーチさせていただいており、既に10ヶ所以上の乳児院や児童養護施設を訪問させていただいています。
※ いくつかブログにも掲載しておりますので宜しければ以下をご覧ください。
http://www.umareru.jp/blog/cat148/
子供たちの現状を知れば知るほど、何か役に立ちたいという気持ちが強くある一方、撮影をさせていただく難しさも感じていて、正直、方向性について悩んでいます。
そんな時、既にこのテーマでドキュメンタリー映画が作られ、今月15日より公開される事になりました。
『隣る人』
は、埼玉県の児童養護施設「光の子どもの家」を舞台に、そこで暮らす子ども達やその母親、施設の職員さん等を見つめた作品。
当施設の菅原哲男施設長によると、
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児童養護施設で暮らす子ども達は、何らかの事情によって家族と生活をすることができない子どもが育つための施設です。
ここに来る子が失ったものは家庭的な環境と家族的な関係、つまり「居続ける人」を奪われたということだと考えています。
僕は居続ける人のことを「隣る人」という造語で呼んでいます。
「どんなことになっても、絶対に逃げないから大丈夫だ」、そう言ってくれる人が「隣る人」であり、それは誰にとっても必要だと考えています。
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約8年、取材・撮影をされただけあって、
ドキュメンタリーとして光るシーンがたくさんあります。
中には、見ていると胸がしめつけられるようなシーンもありますが、
フィルムメーカー目線で「これ、よく撮れたなぁ」というショットもあって、製作陣と撮られる側との信頼関係を感じます。
映画「隣る人」は「子どもの隣りで接すること」について考える、良いきっかけになるのではないでしょうか。
僕らも同じテーマに関心がある事もあって、
さっそく製作陣にお会いし、
「同志」として応援・協力させていただく事になりました☆
公開は5月15日(土)からで、
僕は5月19日(土)の13:00上映の後に監督の刀川さんと
20-25分くらいのトークショーを行わせていただく予定です。
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