胎内記憶の伝道者として知られる、
産科医の池川明先生は、
「子どもが親を選ぶ」理由として主に3つあるとお話されています。
【1. 優しそうだから】
→楽しくて幸せな人生が送れそう!
【2. 寂しそうだから】
→自分が行けば役に立てる!
ここまではよく知られていますが、
【3. 修行・成長になるから】
という点はあまり知られていません。
困難な人生が待っている事を敢えて受け入れ、
魂の修行、成長にために命となり、
場合によっては自己犠牲を受け入れてでも、
人類にとって必要な行動をする、、、
という事のようです。
たぶん、僕は「3」に当てはまります(笑)。
残念ながら、自己犠牲の精神は持っていませんが、、、
自分で両親を選んだと仮定してみると、
その事で僕自身が大きな修行をし、人間として成長できた気がいたします。
30過ぎてからではなく、
もっと若いうちに気づいていたら、もっと生きやすかったのかなぁとは思いますが、
あのタイミングでないと受け入れられなかったかもしれないし、、、
難しいところです。
僕の4歳年下の弟は、
身体が弱い状態で産まれ、小さい頃、手術と入退院を繰り返していましたが、彼は
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「自分で選んだ」と考えた事で、
どこにもぶつけようのなかった怒りや失望を克服
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でき、
母は
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「産まれる事は出来るけれど、とても身体が弱い。
それでもお母さんに会いたいから来た」
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と当時、思えていたら、どれだけ育児が楽になったのかな
って思います(今ではそう考える事でとても楽になっているようです)。
以前、小さい頃に親から虐待を受け、
長らく親を憎み、ご自身も苦しんできたという方とお話した時、
「こんな親を選んだ事によって、修行になった。人間として成長できた」
とおっしゃっていましたが、
長い月日を経て、そのような境地にいたれた彼は、とても心の広くて大きな人のように見えました。
なかなか赤ちゃんが授からずに待たれている方も、
「選ばれていない」と考えるのか、
「選ばれるのならしっかりと生きよう」と考えるのか。
もしくは
「私はおそらく子供を生まずに、他の事で社会に貢献する人生を選んで生まれて来たんだ」と考えるのか。。。
捉え方によって毎日の生活が全く異なります。
僕は胎内記憶を100%信じているかというと、そういうわけではなく、
「そうだったら楽しいな」
「そう思ってみた事で人生の大きな課題が解決できた」
という2点で肯定派です。
とは言え、、、
虐待など人類の重大な問題は、胎内記憶ではとても癒えるものではないかもしれませんし、このような事は
【頭では理解できても、身体・心が反応しない】
という事もあると思いますので、
やはり
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胎内記憶という「概念」だけではなく、
パートナーを中心とした「絆」によるサポートが大切で、
結局のところは人には「きづき」と「支え」が必要
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なのだなぁと思います。
「胎内記憶」は本当に色々なことを考えさせてくれます。
監督・父
豪田トモ
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