【犯罪被害の中で最も被害の実態が分からない事のひとつが性暴力】
ではないかと思いますが、この本を読んで、初めて
・「性暴力の被害に遭う」という事はどういう事なのか
・被害者の人生にどのような影響を与えるのか
・なぜ被害者は声を挙げられないのか
という事が実感として分かりました
(もちろん、犠牲になった方々のお気持ちには近づけませんが。。。)。
本書の中にある驚くべきデータが、
【性暴力の被害者は日本人女性のおよそ300万人に登る】
という事。
そして、
【そのうち58%が「誰にも言っていない」】
という事。
つまり、
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犯罪として立件されないという事で、
犯人は探しもされていないという事。
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娘を育てる父としては、本当に恐ろしい話です。
その中で、実名と写真を掲載して本書を著し、
メディア等を通して継続的に性暴力の防止と被害者の支援に努められている
小林美佳さんという女性は本当にすごいです。
誰もが読むべき本。
中高生の授業でも取り上げて欲しいです。
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