セレンディピティ

【セレンディピティ(serendipity)】

という言葉、ご存知ですか?

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何かを探しているときに、
探しているものとは別の価値あるものを見つける
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ことを言うそうです。

著名人を意味する「セレブ」とは全く関係ありません(笑)。

元々はセレンディップ(現スリランカ)の3人の王子たちが、
何かを探し求めている間に、偶然にそれとは別の思わぬ掘り出し物を
発見した事が語源になっているそうですが、

僕は良くも悪くも、
とても「セレンディピティな生き方」をしちゃっているなぁ
と感じています。

ブログなどで何度も書かせていただいているので
詳細は省きますが、僕は元々、

【1. カナダに住むと思ってなかった】
→映画を学ぶならロサンゼルスだと思っていました。

【2. ドキュメンタリーに興味がなかった】
→脚本のある重厚なドラマを作りたいと思って映画製作を
 学び始めました。

【3. 出産や育児に興味がなかった&父親になりたくなかった】
→家族を持つのは怖いし、仕事が最も大切だと思っていました。

でも、「映画を作りたい」、「映画監督になりたい」
という目標を目指して、ただただ必死に邁進していくうちに、

「あれ、この道だったっけ?」と振り返ったり、迷ったり、
トラブルに見舞われたり、失望したり、不思議な体験をしたり、、、
現在の方向性に辿り着きました。

そしていまの僕は、

【自分で想定していた、遥か何万倍も、充実して幸せな日々】

を過ごしています。

それはおそらく、

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「自分のあるべき姿像」と言ったものに
固執しすぎなかったから
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かなぁと思います。

もちろん、ビジョンや目標と言ったものは持ちつつも、

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自然の流れに身を任せて、
目の前に落ちていたコインを拾って、磨いているうちに、
そのコインがゴールドになり、ダイヤモンドになっていった
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んです(コインを投げつけられたこともある、笑)。
いや、むしろ、きらびやかに見える、

ゴールドやダイヤモンドに価値を見出さなくなって
本当の自分の姿が見えて来た

のかもしれません。
もちろん、人それぞれ、色々な生き方があると思いますし、
「セレンディピティに生きろ」なんて書くつもりは全くありませんが、

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「自分」という小さな枠組みに固執しすぎず、
大きな流れに身を任せてみると、
思わぬ出会いや発見がある。
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それが僕にとっての「楽しい人生」のような気がします。

生きていると、たっくさんの想定外の事や、
辛い事、悲しい事がありますが、
「セレンディピティ」という異国の言葉を思い出していただけると、

少し光が見えるかもしれません。

そのうち、
ドキュメンタリー作りをやめるかもしれませんし、
映画ではない何かをつくり始めるかもしれませんし、
別の国に住み始めるかもしれませんし、
今では思いつかない生活をしているかもしれません。

でも、意識的にも、無意識的にも、自分が選択した道であれば、
そこで手に入れた何かは、それは他の誰でもない、
自分にとっての「幸せな人生」なのだろうと思います。

これから次回作の製作に入りますが、
どんな道が用意されているのか、楽しみです♪

監督・父
豪田トモ

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