※ 上の写真では養子として育てられた友人が2人います。
別のブログでも書かせていただきましたが、
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血の繋がりのない子どもを自分の子どもとして育てる
「養子」という選択肢は、カナダでは、ごくごく普通
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のようです。
教育や社会制度、環境などが整っている事が要因だと思いますが、
これはおそらく
【キリスト教的文化を背景にしている事が大きい】
のかなと思います。
少し単純に記述してしまいますが、
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キリスト教では「人間皆神の子」という教えがあるため、
血のつながっていない子どもを「我が子」として育てる
抵抗感が、日本より圧倒的に少ない。
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実際、養子縁組制度を活用する国は、
ほとんどキリスト教圏です。
アジアで最も養子縁組が盛んなのは韓国ですが、
韓国ではキリスト教が多数派なのです。
母校のバンクーバー・フィルム・スクールのクラスメートにも、
養子として育てられた人がいて、
今回の旅行で
「(実は)オレも養子だよ」
という奴がいました。
彼は小さい頃から告知を受け、
「養子として」育てられていたので
「No problem」だと言っていました。
彼が30歳になってから探偵を雇って調べたところ、
血のつながりのある妹がいる事が判明したそうですが、
彼女は告知を受けていなかったため、かなり苦しんだそうです。
※ 左がママで右がリッチ
親友のリッチの母も、実は養子として育てられていたそうですが、
それは彼女の両親が亡くなった後に、戸籍の処理等をしている時に分かりました。
彼女は相当なショックを受け、
ウツ状態になってしまったそうです(今は元気です)。
「告知」については様々な議論があります。
先日、2人の男の子に「告知」をした方にお話をお聞きしたら、
1人は「育ててくれてありがとう」
もう1人は「聞きたくなかった」
という反応だったそうです。
ただ、現在、北米では(日本でもその流れなのかな)、
小さい頃から「告知」しておくというのが主流のようで、
先日、撮影させていただいた方々も、同じご意見でした。
人は皆、様々な事を抱えながらも、
そう見えないように生きていらっしゃいますが、
自分たちに出来ることは、すべての人に優しく接することなのかなぁと思いました。
監督・父
豪田トモ
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