ハワイ上映に、ハワイが大好きな母を連れて行った事もあって、
母とは色々な話が出来ました。中でも
僕が一番驚いたのは、
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母にとって僕は、
「あまり問題を起こさない、育てやすい出来の良い子だった」
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という事でした。
僕から見れば、
「あんなに反発して喧嘩しまくったのに!」
と思うのですが(笑)、
母から見れば、それでも弟に比べれば手間はかからないし、
勝手に進学・就職してくれる。
僕の
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「反抗期」にしても、他にモデルがいないので、
「まぁ、そんなものかな」という程度だと思っていたし、
会えば喧嘩をするのも「親子はそういうもの」だと思って、
あまり意に介していなかった
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ようです(笑)。
なので、長年僕が悩んできた親子関係を改善したかったから、
という『うまれる』製作のきっかけになった理由は、
母にとっては「寝耳に水」のことで、
当初は軽いショックを受けたようです。
「でも、そう言えば、2人目の息子のことばかり気にかけていて、
あまりこの子のことを可愛がってなかったかも。。。」
と気づいて反省をしたとのことでした。
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兄弟のいずれかに病気や障害、怪我などがある・あった場合、
もしくは早くに亡くなってしまった場合、
僕のように、愛情を感じられず、それでいて手間をかけないように
無意識のうちに「いい子ちゃん」でいるけれども、
心の空洞をずっと抱えて生きていく、という人は意外に多い
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と聞きます。
今回、母と話をしていて、改めて感じたのは、
【親子の意識の違い】
です。
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子どもは親が思っている以上に、親の愛情を感じていないようですし、
親は子どもからのメッセージを軽く受け流してしまいがちで、
親子だからこそ、しっかりと向き合えていない事が多いのかもしれない。
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母と話をしていて、
この教えを娘に活かしていきたいなぁと思いました。
こういう事を普通に話せるようになって、
母との関係にはとても感謝しています☆
監督・父
豪田トモ
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