しつけと虐待の境界線

「児童虐待防止月間」は11月で終了しましたが、
映画『うまれる』の虐待防止キャンペーンは半年間、続きます。

以前、ご紹介させていただきましたが、子ども虐待には

【1. 身体的虐待】

【2. ネグレクト】

【3. 心理的虐待】

【4. 性虐待】

という4種類があり、

「虐待」と「しつけ」には、
しっかりと、線引きできないグレーゾーンが、存在しますが、

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・ 子どもが耐え難い苦痛を感じている
・ 子どもが安全でない
という状態は、しつけではなく、虐待である
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と専門家の間では、言われています。

「そんな事言ったって、子どもをどうやってしつけるのか?」

という議論が常に残りそうですが、

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身体的・心理的虐待が法律違反であると規定されている以上、
考えを改めて、新しい別の子育て方法を生み出していくしかないし、
結局のところ、身体的・心理的虐待は、「しつけ」にはなりえない。
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のではないかと思います。

・殴って言う事を聞かせる。(身体的虐待)
・怒鳴って黙らせる。(心理的虐待)

というのは、その場では子どもは言う事が聞く時があるかもしれませんが、
同時に子どもを病ませる行為なので、後々に

・親に反抗したり、
・自虐行為に走ったり、
・ひきこもりになったり、
・何らかのパーソナリティ障害になったり、
・社会に出てからの人間関係がうまくいかなかったり、
・(極端には)犯罪者になったり、、、

と、長い人生の中で強大な悪影響を残す芽が生まれます。

特に、虐待は3〜4割程度は無意識のうちに繰り返してしまうと言われ、
被虐待児にはパートナーを中心としたサポートがとても大切です。

殴って言う事を聞かせられてきた歴史を持つ人は、
子どもに言う事を聞いてもらうのに、
殴る以外に方法を知らない。

つまりは、問題の解決手段として、
暴力の他に選択肢がなくなるほど、
追い詰められてしまう事があるようなのです。

そこまでのリスクを犯して「しつけ」る事は、
理にかなった事なのか、、、

再考する必要がありそうです。

とは言え、線引きは本当に難しいですよね。

子どもが火傷しそうなくらい熱い何かに触ろうとしている時に、
痛みを感じるくらいに腕をガッと掴まえることはありえます。

お友達と包丁で遊んでいたりしたら、
思わず怒鳴ってしまう事もありえます。

大切なのは、

・何をしたら虐待になるのか
・虐待をされた子どもにどのような影響を与えるのか

を知った上で、周りと話し合いながら、愛情深く育てて行く事なのでしょう。

難題です。。。

★ 映画『うまれる』の虐待防止キャンペーンはコチラから

http://www.umareru.jp/abuse-prevention.html

監督・父
豪田トモ

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