児童養護施設・二葉学園の武藤素明施設長にお会いする栄誉をいただきました
(めっちゃダンディで着物が似合いそうな方! 笑)。
武藤さんが、40年近く、実の親に育てられない子供たちを見守って来たのには、
強い理由があります。
「親に捨てられた自分は、何で産まれて来たのか分からない」
と、いつも語っていた女の子が施設にいました。
その子は
「若さもなくなって潰しがきかなくなるから、30歳になったら自殺する」
と冗談のようにいつも言っていたそうですが、
本当に30歳の誕生日に自殺してしまったのだそうです。
「二度とそういう事が起こらないようにしたい」
と強く語る武藤先生。
「すべての命は尊い」
「産まれて来る事は奇跡なんだ」
という事は、施設の職員の方々だけに任せるのではなく、
ひとりひとりの人間が、周りに、後輩に、子どもたちに、先輩に、
伝えていかなきゃいけないんだな、と改めて思いました。
監督・父
豪田トモ
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