無関心の恐怖

原発や放射能というテーマで映画を作り続けている鎌仲ひとみ監督に、
「よくある質問」をしてみました。

「原発推進派からの反対行動だったり、誹謗中傷みたいなものに
気分を害したり、身の危険を感じて怖くなったりませんか?」

僕はとても弱い人間なので、
些細な非難や反対意見で深くふさぎ込んでしまう時があります(笑)。

鎌仲さんみたいに極端に「リスキー」な活動をしている方から、
一体どうやって自分の中で受け止めていけばいいのか、
正直、聞いてみたかったんです。

自分を守るために。。。

でも、やっぱりそこは鎌仲さん。
真にミッションを遂行している人は、意識が違います。

「そんな事はどうでも良いんですよ。

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自分の心と身体が傷つけられる可能性よりも、
原発や放射能といった事に無関心である人たちがいる事の方が怖い。
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自分の命や家族、絆が脅かされている中で、
何も知ろうとしない、変えようとしない、行動しようとしない、
「自分だけは大丈夫なはずだ」と信じ込もうとする人がいる
事の方が私にとっては恐怖」

と語られていて、
「この人、すごいなぁ」と感嘆しました。

おそらく、鎌仲さんだって傷ついて、
心が折れてしまうような事は多々あるはずなのに、
それ以上に、「未来に生きる人たち」を気遣っている姿勢を感じて、

「この人は"本物"だなぁ」

と感じました。

と同時に、時折、ストレスになる事はあっても、
ほとんどの場合、僕は本当にたくさんの方々に支えていただいているのに、
「自分を守るために」質問をした自分の弱さを改めて痛感。。。

これからも修行していきます。
でも、あんまりヤンヤ言わないでくださいね(笑)。

監督・父
豪田トモ

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