「イクメン」という言葉がブームになり、
育児を楽しむパパが増えている一方で、
「反イクメン」の動き
もあるそうです(笑)。
様々な理由で育児を出来ない・出来なかった男性にとって、
「あそこのパパはこんなに育児してくれている」
「自分はこんな風に子育てを楽しんでいる」
と伝えられる事は、
とっても居心地の良くないもののようですが、
何だか分かる気がします。
特に、50代半ば以降の男性に「反イクメン」の方が多いようですが、
僕なんかはこの層の方々にとっては反感の対象だと思います(笑)。
ただ、男の育児に関しては、
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「育児をしているパパ=善」という
単純な方程式はフェアじゃない
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かもしれないなって思うんです。
もちろん、元々の意識が高いパパもいらっしゃいますが、
【男が育児をするようになった大きな要因の1つは「時代の流れ」】
だと思うんです。
僕は
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2008年のリーマンショック以降の大不況が
イクメンが増えた事に一番影響している
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のではないかと個人的には思っていますが、
これまでの年功序列など様々な就労環境が決定的に変化したため、
「企業戦士になっても実入りは少ない」
と先行きに悩んでいた男性陣の心の隙間に
一つの光明をもたらしたのが「赤ちゃん」ではないかと思うんです。
会社で一生懸命働いても、評価や昇級には限界がある。
でも、我が子と接するのは、
仕事では得られない幸福感や癒しがある。
こういった事を気づく機会になったのが、
実は「景気後退」だった
のではないかとイメージしています
(あくまで僕の考えなので、正しい・正しくない、とかではないです)。
しかし、
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一生懸命働けば無限の可能性があった僕らの先輩の世代や、
特に社会のインフラを作るために働かざるをえなかった僕の父親世代は、
「育児」なんて言っていられなかった
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という側面もあるでしょう。
僕も30年前に父親になっていたら、
たぶん、オムツ交換なんて全くやってなかったと思います(笑)。
当時は、国の窮状を救うために
男女分業する事で国の発展を促進させるという道を選んだわけですから、
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父親世代が育児をしていなかった・出来なかった事に対しては、
大目に見てあげないといけないし、それ以上に
国作りをしてきてくださった事に対して感謝しないといけない。
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育児を心から楽しんでいる僕にとっては、
父親世代がこの経験をする余地を与えられなかった事に、
とても申し訳ない気持ちにもなります。
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父親の世代は「国のハード作り」にがんばってくださったので、
いまの僕らは「国のソフト作り」にがんばらないといけない世代
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なのかなぁと思います。
「国のソフト作り」とは、
ズバリ、
「子育てという名の国育て」。
僕は僕に与えられた役割を、
一生懸命、遂行していきたいと思います。
監督・父
豪田トモ
たとえが悪いのかもしれませんが、お金が有り余っていると、素朴な家庭料理の味が分からなくなるのと同じで、国をなんとかしなくてはという過去の時代には、子育てに父親が目を向ける余裕が無かったのかもしれません。でも、そのしわ寄せが今の時代に来ているのかも知れませんし。でも、子育ては、家庭にとっても、社会にとっても、とても大切なことなんじゃないのかなって思います。恥ずかしながら、今日、高松の助産院で生まれるの映画を見てこのサイトにたどり着きました。何回も目頭が熱くなりました。子ども達は小学校以上の娘が三人居るのですが、彼女たちが生まれたときの感動が、再び戻ってきたようでした。私たちの元に生まれてきてくれたことを感謝しながら、これからも、この家族を守っていかなきゃなって思わせてくれました。今後の活動、期待しています。良い世の中になる様、微力ながら自分もやっていきたいと思います。ともにがんばりましょう!!