先日、日本に来ていた親友のリッチが昨年結婚した
ジニースは、
【主に癌患者さんを担当する看護師さん】
をしているので、
今回の滞在中に、彼女の仕事やカナダの医療事情などについて、
たくさん「取材」させてもらいました。
僕自身が気になっていた事の一つが、
患者さんの死に対して、
怒りや悲しみをどのように受け止め、
そして精神的な落ち着きを取り戻しているのか
という事。
※ 左がリッチ、右がジニース 普段は普通の人です(笑)。
家族でなくても、一生懸命に支えて来た患者さんとは、
特殊なつながり、絆が出来る事が多くあるようですが、
大切なのは
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・しっかり泣く
・話をする
・支えを持つ
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という事だとジニースは言っていました。
患者さんがどのような人で、
どのような治療を行って来て、
ご家族はどのように介護されてきて、そして、
旅立たれた事に対して自分がどのような感情を持っているのか、など、
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悲しみや苦しみを言語化し、言葉にならない場合は
涙も流し、彼女の言葉を借りれば、とにかく
「吐き出す」事で周りに支えてもらう事が大切
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なのだそうです。
現在、次回作の撮影が始まっていますが、
先日のブログでも書かせていただいたように、
僕自身、しっかりと向き合えるのか、
撮影する方、そしてご家族のお役に立てるのか、、、
悩みながらの船出になっています
(『うまれる』を作る時もそうでしたが)。
そんな中、
「しっかり泣く」、
「話をする」、
「支えを持つ」
というアドバイスは、
ありがたく頂戴しました。
これは
【決して死に対してだけではなく、人に寄り添うという点でもとっても重要な三本柱】
だなぁと感じました。
ジニース、ありがとう!
監督・父
豪田トモ
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