昨日の日本代表は残念でしたね。
引き分け以上で2014年のワールドカップ出場が
決まるところでしたが、1-2で敗れてしまいました。
サッカー日本代表を応援し始めて、
もう20年になりましょうか。
ここ数年、サッカー日本代表を応援する時には、
ひとつのポリシーを持つようにしました。
それは
「絶対に選手を批判しない」
という事です。
昔は「下手くそ!」とか「あんなの決められないのはプロじゃねー」
とか、時にはそのプレーぶりに苛立ったり、
「国民の恥だ」などと罵ったこともありましたが(笑)、
よくよく考えたら、
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日本代表の選手たちは僕なんかより圧倒的に
サッカーがうまくて、知識も経験も技術もあって、
絶望的なまでに努力を重ねている
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わけで、そんな
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プロの鏡のような人たちに、1つ良くない
プレーをしたからと言って文句をいうのは、
果たしてフェアーな事なのだろうか
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と、ふと思ったのです。
これは映画製作を学ぶようになってから
特に気づいた事なんですが、
かつての僕は大上段に構えて、映画を「批評」していました。
脚本だか、演技だか、演出だかと。
でも、
まじめに映画製作を学ぶようになってから、
作っている人たちは僕よりも圧倒的に知識も経験も技術もあって、
努力もしていて、
結果は芳しくない時があったかもしれないけど、
おそらく概ね、一生懸命作ったんだろうなぁ
それを知ってか知らずか、文句をつけるのは、
同業者・先輩・先達に対するリスペクトに欠く行為かもしれないと、
と思えるようになったんです。
それから、
同業者の方が作られるものに対して、
悪く言うのはやめました
(妻にだけは言います、笑)。
これは子育てにも似ているかもしれません。
たぶん、
どの親も、
子育てを経験していない人に
子育てについて注意されたり
評価されることはイヤ
なんじゃないかと思うんですよ。
また、
何でもすべて自分の期待通りにプレーしてくれる選手は
残念ながらこの世に存在しないわけで、
どんな好きな選手でもチームでもミスや悪いプレーは必ずあります。
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大切な家族でも友人でも、賛同できない点は必ずあります。
そこを「許して」あげながらも、
概ねの部分で寄り添っていかないと、
いつも不満と失望とストレスだらけで、
結局、幸せな人生を歩む事が難しくなってしまう
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のではないかと思うのです。
それに、カルマじゃないけど、
僕は
「愚痴と鮭は戻って来る」
とも思っているので(笑)、
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一生懸命がんばっている人には、
多少、ツッコミたくなるところがあったとしても、
一切、ネガティブな事は言わない
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ようにしています。
がんばれニッポン!!
監督・父
豪田トモ
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