大分市の児童養護施設「光の園」を訪問し、松永忠施設長にお話を伺いました。
※ 児童養護施設は、何らかの事情で実の親によって育てられない
子どもたちが暮らす施設です。
戦災孤児の受け入れからスタートした「光の園」は、
シスターであった故・長田シゲさんが、
それこそ、
すべてをかけて子どもたちを育てて来たそうです。
親のいない、親と暮らせない子どもたちにたっぷりの愛情と、
世の中で生きていく厳しさを伝えてきた長田さんは、
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児童養護施設に対する高校進学費用の助成金がなかった当時に、
進学を希望する多くの子どもたちを高校へ進学させ、
さらには大学へ進学するための道を作り、子どもたちを支えています。
自分の貯金はもちろん、支援者を募って資金を工面してきたようです。
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長田さんの励ましで大学に進学した
二代目の浜田多衛子施設長は、「光の園」で育ちました。
永田シゲさんに対する感謝の思いから、
光の園に残って二代目として子どもたちを支え、
永田シゲさんと同じように子どもたちと接してきました。
「光の園」を訪れると、
お二人の「想い」が今でもしっかりと息づいている事を感じます。
子どもたちの表情はとても良く、
挨拶などの礼儀もしっかりしていて、
施設全体に柔らかい空気感が漂っているのは、
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長田さん、浜田さんが懸命に取り組んで来た息吹が、
現在の三代目である松永施設長や職員さんに
受け継がれているからなのでしょう。
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上の子が下の子の面倒をよく見ている感じがします。
実は他のいくつかの施設に行っても感じた事ですが、
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肉体は亡くなっても、生前に子どもたちに注いできた
愛情や想いといったものは、ずっと受け継がれている
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ように感じます。
監督・父
豪田トモ
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