サッカー日本代表 長友佑都選手の「日本男児」を拝読いたしました。
たくさんの気づきをいただける言葉がありましたが、
いくつか個人的に素晴らしいなぁと思った部分をご紹介させていただきます。
長友選手は母子家庭で育っており、
現在はたくさんの方が「どうやってシングルで育てて行けば良いのだろう?」と
悩まれていると思いますが、本書にたくさんのヒントが書かれています。
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【今日頑張れなければ、明日はない】
「大きな目標を設定し、そこへ向かうための道程を逆算し、
今日やるべきことに100%で取り組む。
今を頑張ることができれば、将来、頑張れる自分になれる。」
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【環境のせいにするな。すべては自分次第で変えられる】
「どんな環境であっても、自分さえしっかりしていれば成長できるし、
有意義な毎日を送れる。嫌なことも、とらえ方や見方を変えれば、
プラスに転換することができる。すべては自分次第なんだ。」
「中学に入学してから1年あまり、サッカーも学校も適当で、毎日遊びへと逃げた。
一度道をそれた時間があったからこそ、
努力すること、真面目にやることの大切さを痛感できる。
僕が努力を惜しみたくないと考えられるのは、あのそれた日々があるからだ。」
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【"努力する才能"がないと、成長出来ない】
「どんなにサッカーがうまくても努力をしないと上へは行けない。
現在の自分に満足せず、なにが足りないかを知り、それを補うトレーニングを行う。
"努力する才能"とは、努力することを躊躇わない勇気でもある。
「こんなことやっても意味があるのか?」「このへんでええかな」
そんな弱い心を振り切り、挑戦する気持ち。
僕は豊かな才能を持ったサッカー選手じゃない。
だからこそ、人の何倍も努力しなければ、上へは行けない。
僕から努力をとったら何も残らない。」
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【夢や目標を叶えることが、必ずしも成功ではない】
「大切なのは叶えるために日々努力すること。
現在の自分に満足せず、何が足りないのかを探し、
それを伸ばすトレーニングをする。
そのプロセスが一番大事だと思い、僕は生きている。
目に見える成果が出なくても、やったぶんだけ、人は成長する。
夢が実現しなくても、努力したあとには、成長した自分が待っている。」
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【成長するために、感謝の心は必要不可欠】
「どんなにハードなトレーニングも、これを達成すれば、
前進できると思えるから頑張れる。わずかな一歩であっても嬉しい。
小さな幸せを意識するからこそ、努力も継続できる。
幸せを感じれば、気持ちも自然とポジティブになる。
冷静に現実を見つめる力も必要だけど、悲観的な感情はマイナスになるだけだ。
「ありがたいな」と思う気持ち、感謝の心を持つことは、
そういう小さな幸せを手にするチャンスをたくさん作ってくれる。
僕はたくさんの人の支えや導きによって、代表にまでたどり着けた。
だから、改めて僕は感謝する。感謝の気持ちがあるから、僕は成長出来る。
この気持ちがなくなったら、僕の成長は止まってしまうだろう。
感謝の心があるから、恩返ししたいといつも考える。
そのためには成長しなければいけない。
誰かのためにという思いが、努力を支えてくれているのかもしれない。」
「できないと決めつけるのではなくて、まずはやってみる。
挑戦することで、新しい可能性が広がる。」
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【努力は裏切らない】
「努力は無駄にはならないし、必ずむくわれるときが来る。
将来きっと「あのときの苦しみが今に活きている」と思える日は必ず来る。
なかなか泥沼から抜け出せない状況もまた人生だ。
でも、苦しければ苦しいほど、成長できると信じている。
そういうときこそ、チャンス。神様は乗り越えられる試練しか与えない。
だから、突破口を必死で探す。
漠然と毎日うまくいかないなぁと思っているだけでは、解決しないし、壁も越えられない。
今日一日を妥協せずに過ごすこと。
自分のスタンスにブレがないかを確かめながら、階段を昇る。」
「海外に出たら誰もが成長出来るわけじゃない。
大事なのは、新しい環境で何を感じられるか。
そこからいかに努力という行動が出来るか。」
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【「出来るかな」じゃなく「やれるんだ」】
「そう思うことで、不安やネガティブな感情を抑え込めるし、結果も違ってくる。
自分の力を信じる力、自信があれば、困難を前にしたときも前向きにチャレンジできる。
そのためには誰にも負けない自分の武器が必要だし、
自分を信じられるだけの努力を日々重ねなければいけない。」
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【壁にぶつかったときこそ、成長のチャンス】
「なんだか、うまくいかないなぁ、と漠然と過ごすことはない。
「なんでうまくいかないのか?」とその理由を必死で探す。
絶対に理由が存在し、すべてに意味があり、教えがあり、学びがある。
困難にぶつかったときは、冷静に客観的に自分を見つめ直す。
そうすることで、解決策、打開策が見つかる。」
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【ダメな自分を認めることは、自分の強さに気づくこと】
「弱い部分を理解するからこそ、成長して強くなれる。
自分の弱み、ダメな部分に気がつかなかったり、
そこから目をそらせば、ただ流されて終わってしまう。」
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【好調なときこそ、来るべき困難を想定した準備をするべき】
「準備が出来ていれば、壁にぶつかったときに慌てることもない。
壁は成長のきっかけ。どんどん壁が来ればいいという気持ちになれるのも、
準備が出来ているからだ。」
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ぜひ買って読んで欲しい本です。↓
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