僕は義理の父が大好きでした。
口数が多い方ではなかったので、
たくさんお話させていただいたわけではありませんでしたが、
お義父さんと一緒にいて、
不快な思いをした事はただの一度もありませんでした。
「父の威光」をかざされた事も、
僕らの選択に疑問を付けられた事も、
居心地の悪さを感じる事もありませんでした。
僕を僕として、受け入れてくださっていたように思います。
人間関係に常に不安を抱える僕にとっては、
何よりの愛情でした。
※ 遺影に使っていただいた写真 カラーのままお送りしました
力強く皆を引っ張っていくリーダーというよりも、
皆が気持ちよく過ごせるように気を配る方。
妻の朋子は、
温厚で、決して怒ったり、人の悪口を言ったりしない人だった父の血を、
しっかりと受け継いでいます。
命だけでなく、
色々なものがつながっていくのだなと改めて感じました。
お父さん、
お母さんと朋子、詩草(しぐさ)の事は僕に任せて、
安らかにお休みください。
さようなら、そして、ありがとうございました。
監督・父
豪田トモ
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