本作を観に行ったのは、
監督が『マトリックス』シリーズのウォチャウスキー兄弟と
『ラン・ローラ・ラン』、『ヘヴン』という秀作を作ったドイツのトム・ティクヴァ監督
であるという事以上に、
【6つの時代を超えた魂のストーリー】
に惹かれたからです。
と言うのも、実は僕も非常に似たような脚本を書いていたんです
(僕は今はドキュメンタリーをやらせていただいていますが、
元々は脚本を書いて演出するという事をやっていました)。
実際には僕なんかが考えるよりもスケールが遥かに大きく(笑)、
「なるほど〜」と唸るところが、多々ありました
(逆に僕が考えていたものと全く違っていたのでちょっと安心)。
本作は多少アクションとサスペンスがあるので、
何とか「娯楽作」の様相は呈していますが、
内容は
【ヘビーな哲学映画】
で、宗教的・哲学的・スピリチュアル的な知識が多少ないと、
実はなかなか楽しめない作品なのかもしれないなぁと感じました。
また、
・主要な登場人物の時代を超えたつながりが分かりにくい事
・登場人物に共感するための時間とエピソードが少ない事
もネガティブに評価されてしまうかもしれません。
個人的には、
チャレンジングなプロジェクトに拍手、
こういう作品に莫大な予算が集まる事に溜息、
でした〜♪
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監督・父
豪田トモ
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