先日ご報告した、宮城県蔵王町の障がい施設「蔵王すずしろ」には、
Hちゃんという知的な障がいを持った20代の女性がいます。
Hちゃんは【日時と曜日の計算が瞬時に出来る人】で、
「◎年の◎月◎日は何曜日?」
と聞くと、
瞬時に「◎曜日!」
と答えてくれます。
一度、1942年の、、、とか、2052年の、、、とか、
年代を大幅に変えて、何度か質問した事がありましたが、
すべて合っていてビックリしました。
今回、5年ぶりに会いましたが、
僕の誕生日も、
妻の誕生日も、
曜日もすべて覚えていて、
さらに、
娘の詩草(しぐさ)の誕生日を伝えたら、
「◎曜日ですね」
と数秒後に答えて、
パーーっどこかに行ってしまいました(笑)。
すごい。。。。
ただ、Hちゃんはおそらく脳に障がいがあるために
(自閉症かもしれませんが、正確に聞いていません)、
人と日常的なコミュニケーションを楽しむのが難しい面があります。
映画「レインマン」のダスティン・ホフマンが演じたレイモンドと
よく似た点があるかもしれません。
※ 映画「レインマン」より
Hちゃんもレイモンドも
すごい才能の持ち主。
でも、現代社会ではこのHちゃんの頭脳を活かす術を
考えつけていないんですよね。
ただ、考えつけていないという事は、
可能性があるという事でもあるはず。
そしてこれは、
多くの障がいを持った方々に共通の点でも
あるかなとも思います。
※ アスペルガー症候群のごっちゃん
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現代の「生産性」を重んじる資本主義社会では、
障がいを持った方々の能力を活かしきれていない。
だけれども、彼らには莫大な才能と可能性がある。
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おそらくその鍵は、これまでとは全く違った方法論なのだろうなぁと
思うのですが、僕にもまだ思いつけていません。
いつか、才能溢れる障がい者の方々が、
気持ち良く活躍できる日が来るといいな。
監督・父
豪田トモ
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