毎年恒例(?)の2013年度に観た映画&テレビで
個人的に良かったなぁと思う作品を
ご紹介させていただきまーす(5点満点のうち、4点と5点のもの)。
※ 11月末日までに観たものをご紹介しています。
※ 2013年に「公開」したものではなく、「鑑賞」したものです。
ベスト1: 『HOMELAND』シーズン1&2
これはめちゃくちゃ面白いです。
【CIAの対テロ戦争を描いた超骨太ドラマ】
ですが、
・アメリカのテロ対策の徹底ぶりが異様にリアルで、
・それでいて夫婦間や親子間、職員間などの葛藤も非常に良く描けており、
「24」などのアクション系テロ・ドラマとはまたひと味違う、
大人の物語に仕上がっています。
ドラマ・映画を面白くするには、
・ストーリー
・登場人物
の2つが最重要ですが(実はドキュメンタリーも一緒ですが)、
本作はキャラクターのすべてがしっかりと描き切れているので、
「テロ」というものを多角的に見れるストーリーにもなっています。
ただ、
キャスティングが「華やか」な感じではなく(笑)、
それよりもリアル感と高品質を追求しているので、
誰にでも受け入れられるかというと、微妙なところはありそうです
(僕が最も好きなテレビ・シリーズである「ソプラノズ」や
「シックス・フィート・アンダー」は日本では全く当たらなかった。。。)。
個人的にはシーズン1よりもシーズン2の方が数倍、面白かったです。
ベスト2: 『ブレイキング・バッド』シーズン1&2&3
肺がんを宣告された高校の科学教師が、家族に財産を残すために、かつての教え子と共に麻薬を作り始める、、、という、とんでもないストーリー!
主人公を演じるブライアン・クランストンが素晴らしく、
すべての登場人物がしっかりと描けている上に、
しっかりと演じられているので、
面白くないはずがない、という品質の高さです。
ちなみに、主人公の高校生の息子は、脳性麻痺のため、
軽度の言語障害と松葉杖を使えば歩ける程度の運動機能の障害を抱えている
という設定ですが、
【演じるRJ・ミッテは本当に脳性麻痺を持っているというリアルさ】です。
ベスト3: 『鍵泥棒のメソッド』
内田けんじ監督は【日本でも屈指のストーリー・テラー】ですね。
僕と同級生ですが、僕は完全に白旗を挙げちゃいますね(笑)。
この人の才能はズバ抜けています。
サッカーで言うなら、
メッシもしくはクリスティアーノ・ロナウド!
監督三作目の『鍵泥棒のメソッド』は、
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堺雅人さん、香川照之さんという当代きっての名優の演技が
脚本と高いレベルで融合しているという極めて稀な作品
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です。
リアリティに欠けた部分はあるかもしれませんが、それを補ってあまりある、
エンターテイメントが、ここにはあります。
僕もこんな才能が欲しい☆
その他、面白かった、もしくは作品として一見の価値ありの
映画・テレビを以下にご紹介しまーす。
※ 順不同です。
■ 映画
『ミッドナイト・イン・パリ』
『ラビット・ホール』
『ライフ・オブ・パイ』
『イースタン・プロミス』
『遺体』
『1408号室』
『瞳の奥の秘密』
『バンク・ジョブ』
『リンカーン弁護士』
『LAギャング・ストーリー』
『八日目』
『そして父になる』
■ ドキュメンタリー
『マイケル・ムーア in アホでマヌケな大統領選』
『精神』
『Pina』
『コーマン帝国』
『GONZO』
『ザカリーに捧ぐ』
『アルマジロ』
■ テレビ・シリーズ
『テラノバ』
『デクスター』 シーズン7
『クリミナル・マインド』 シーズン6
『デスパレートな妻たち』 シーズン7
皆、作り手が一生懸命、魂を込めて作られた事が伺える作品です。
参考になれば、幸いです。
★ 2012年のベスト映画
http://www.umareru.jp/blog/2013/01/2012.html
★ 2011年のベスト映画
http://www.umareru.jp/blog/2012/01/2011.html
★ 2010年のベスト映画
http://www.umareru.jp/blog/2011/01/2010-4.html
監督・父
豪田トモ
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