私は、"甘える"ということがわかりません。
私の原家族は、両親・弟の4人家族でした。
私は、特に、母には甘えることができませんでした。
一般的には、子どもが100点満点のテストで100点をとったら、
親はどうするものなのでしょうか。
褒めて伸ばしてあげるものだと、
子どもは授かっていませんが、今の私はそう思っています。
私の母は、100点満点のテストで「100点をとって当たり前」と、
100点満点のテストに120点を求めるような人でした。
頑張っても、頑張っても、報われない。
勉強だけでなく、習い事、スポーツ、日常生活においても、
決して褒められることがありませんでした。
理不尽なことであったとしても、
完璧でないことを叱られ、我慢することを覚えてしまいました。
大人になり、生きづらさを感じるようになりました。
仕事をしていても、家事をしていても、見えない母親の姿に怯え、
色々なことを自分で背負うようになってしまいました。
今は、結婚して、夫と二人暮らしをしていますが、
やはり、一人ですべてを頑張ってしまいます。
幼少から身体も弱かったこともありますが、
身体が弱いことを母に責められたため、以降、
身体が弱いことを自分で責めるようになりました。
そんな私を、一生懸命、夫は支えよう、フォローしてくれようとしています。
母との間には、沢山の確執があったため、
家族というものがわからなくなったこともありました。
正直、今でもわかりません。
だけど、支えてくれようとしてくれる夫がいると思うだけでも、
少し、身を預けるという"甘える"ということが最近できるようになったように思います。
もし、少しでも、身を預けるという甘え方が両親に...
母親にできていたのなら、今の私は、
もっとうまく生きることができたのではないかと思います。
今は、夫に少しだけ"甘える"ことができるだけで、
友人や知人には、まだ、そういう想いを持てないため、
これから何十年とかけて、克服しなければいけないことなのだと感じています。
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映画『うまれる』の体験談より
http://www.umareru.jp/experience/
※ 2013年8月より、新たに、
「子育て」「パートナーシップ」「血のつながりのないご家族」
「愛着障がい・親子関係」「闘病」「介護」「看取り」のカテゴリーを追加いたしました。
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