今回は、、、
はっきり言って、弱音を吐いています(笑)。
これを読んでいただいて、
色々と思う所はおありになると思いますが、、、
これは僕だけの問題ではなく、
おそらく世の多くのパパにも共通した悩みなのではないかなぁ
とも思ったので、
ちょっと恥部をさらしますね(笑)。
最近、
ちょっと真剣に悩んでいるんです。。。
それは、娘との関係。
3歳になったばかりの娘・詩草(しぐさ)と、
どうしても拭いきれない壁を感じてしまう
事が多いんです。
詩草にはもう明確な意志があるので、
・やりたい事
・やりたくない事
・嫌な事
・好きな事
などをしっかりと表現できます。
それは素晴らしい成長なんですが、
最近はそのネガティブな部分に僕自身の存在が入る事もあり、
パパはとても傷ついています(笑)。
「一緒に遊ぼうか?」→「ママといっしょがいい!」
「お風呂入ろうか?」→「ママがいい!」
「何か手伝おうか?」→(しっしっ)と手で追い返される
「ママはする事があるから、パパとねんねしようね」
→「ママー! ママー!(誘拐犯に連れて行かれるが如く、泣き叫ぶ)」
こういうのが続くとですね、、、
恥ずかしい話ですが、
パパとしてはモチベーションを保ち続けるのが、
正直、非常に難しい。。。
こういう拒絶行為を経験される事自体が少ないママには
なかなか感覚的に分かりにくいかもしれないし、
モチベーションで親業をするのも問題がある事は自覚していますが、
我が子に拒否される事は
ものすごく、ものすごく、
イヤ!(笑)
ダメなパパです。。。
ただ、
娘がママばかりといたがる理由も分かっているんです。
それは時間です
(もちろんお腹の中から続く愛着もそうですが)。
娘と過ごす時間が少なければ少ないほど、
娘が僕と一緒にいる事を嫌がる回数は比例して増えます。
それは娘の立場からしたら、
致し方ない事だと言う事も分かっています。
いつも一緒にいてくれて、
何でも受け入れてくれる居心地の良いママの方が、
たまに現れて、しつけらしい事をしようとするパパよりも、
絶対いいに決まってます(笑)。
僕が子どもだったらそうするだろうし!
一緒にいる時間が多ければ多いほど、
自分になついてくれるのは分かっているので、
出来る限り、
僕も頑張っているつもりではあります。
僕が飲みにいくのは月に1回前後にしているので、
ほぼ90%は一緒に朝食も夕食も取っていて、
お風呂もほとんど一緒に入っています
(最近は拒絶されるので少なくなりましたが。。。)。
数字に換算すると、
・平日の朝は約1時間、
・夜は約3時間で計4時間。
・休日は10時間くらい
と計算して、この9掛けなので、
【一週間合計約30時間前後、一日平均で約4時間、娘と一緒に過ごしている】
といった計算になるでしょうか。
これが多いか少ないかは人それぞれ状況と環境が異なるので
何とも言えませんが、
僕にとってはこれがほぼ限界。
当然、子どもが生まれる前よりも仕事の時間は減っているので、
自分のスキルや経験、知識が劣っていってしまうかもしれない怖れも常にあります。
家で娘と葛藤を繰り広げている間に、
特に家庭生活を持っていない他のフィルムメーカーの方や
家庭生活を顧みずに、映像に人生を捧げている方々よりも、
自分は優れた作品を作れるのだろうか、
スピルバーグ監督や黒沢明監督に追いつき追い越せするためには、
すべてを捧げないといけないのではないか、
というストレスとプレッシャーが常にあります。
なので、
このラインを超えて娘といる時間を作る事は
物理的にも精神的にも、
難しいんです。
そしてもう一つが、
こんな事書いていいのか分かりませんけれど、
妻のママぶりが完璧
というのも一因としてあるような気がします(笑)。
娘といる時間が長いし(それもお腹の中から!)、
一緒にいると楽しいし、
優しいし、
常に受け入れてくれる。
それほど厳しくしつけらしい事もしていないので
(僕の家庭では3歳まではしつけよりも愛情と受け入れを優先する事にしています)、
娘にとってママは完璧な存在です。
だから、ママから離れる理由がまるでない。
娘にとって、きわめて自然な反応です。
ただ、その分、
「僕のつけいる隙がないという不思議なパラドクス」
が生じたりしていて、
正直、自分の居場所が感じられなかったり、
家族3人でいる時に孤独感を感じる事が多くあるんです。
以前、取材させていただいた男性が
「子育ては女性の方が得意なんだから、
男は任せて、その分、得意な仕事で結果を出せばいい。」
とおっしゃっていた事の意味が、
いま、痛いほどよーーーく分かります
(当然、ご家庭によってそれぞれですが)。
もちろん、
妻が娘に僕の事を悪く言うという事は絶対にないですし、
逆に僕の良いところをたくさん報告してくれていて(これは妻の家系の伝統)、
妻が気を使ってくれている分、助かっています。
いやー、
どうしたらいいんでしょうね???
最近はもう、
娘に拒絶されるたびに、
部屋にこもって仕事をする有様です(笑)。
という事で、
妻と話し合って、豪田家では以下の4つの事を実行してみる事にしました。
============================================================
1. 「皆一緒」だけでなく、パパと娘の2人だけの時間をもっと作る
2. 娘の気持ちをもっと分かるように頑張る
3. ママ中心に最低限のしつけを開始する
4. パパだけのリーサル・ウエポンを作る
============================================================
【1. 「皆一緒」だけでなく、パパと娘の2人だけの時間をもっと作る】
やっぱり、1対1で一緒の時間を過ごすと、
関係がグググっと近づきます。
これは「パパ・ナイト」を実践しているのでとても良く分かります。
★ ブログ「パパ・ナイト」
http://www.umareru.jp/blog/2013/03/post-969.html
現在はこの「2人の時間」は週に3-4時間程度、全体の10-15%なので、
妻にはちょっと外してもらったりして、
3人で過ごす時間を減らす代わりに、
娘と2人で過ごす時間を一挙に倍にして、
20-30%くらいする計画です。
【2. 娘の気持ちをもっと分かるように頑張る】
子どもとは言え、娘は女性です。
ご存知のように、男性と女性は脳の構造が違います。
なので、感覚的に「女心」が分からない時が多くあるし、
簡単な事でも男の僕には難しい事があるんですよね。
例が少し違うかもしれませんが、
おままごとみたいなものを1-2時間も続けられても、
僕はどうしても集中が続かない(笑)。
男の子の相手をする時は、
自分が昔好きだった事とか分かるので、
「これをやったら喜んでくれるだろうな」
というのが感覚的に分かります。
その辺りの微妙な部分が違うので、
そこは彼女と一緒に時間を過ごす事で、
少しずつ理解していければいいなと思っています。
これは男の子を育てているママにも共通するテーマかもしれませんね。
【3. ママ中心に最低限のしつけを開始する】
前述のように、3歳になるまで、うちは「しつけ」らしきものは
ほとんどしてきませんでしたが
(もちろん人前で騒がないなど最低限の事はしています)、
これからは少しずつ、
「世の中には自分の希望が受け入れられない事がある」
という事を学ばせていく予定です。
ただ、これを僕中心にやってしまうと、
「たまにやってくるパパはうるさい事ばかり言う」
となってしまい(笑)、逆に「効果」が出にくいので、
僕よりも関係性がしっかりとしていて、
例え喧嘩をしたとしてもすぐに仲直りできる時間のある、
妻を中心にやっていってもらう事になりました。
もちろん、僕といれば何でも許されるという事ではありませんがー。
【4. パパだけのリーサル・ウエポンを作る】
最近は
「娘が好きだけど健康等のために許可しにくい物事」
が増えてきました。
・お菓子を食べる
・YouTubeを観る
などが代表的なものですが、
その他にも
大好きな「アンパンマン・ミュージアム」や「あそぼーの」に
遊びに行く、など、距離的・時間的に実現しにくいものもあります。
これらの「リーサル・ウエポン」は基本的に僕から提供させてもらう事にし、
パパの「スペシャル感」を高めてもらうよう、
妻に協力してもらう事になりました(笑)。
はっきり言って、
いいとこ取りです(笑)。
ただ、時間的に関係性を築く余裕のないパパにとっては、
こういう「リーサル・ウエポン」は、非常に、非常にありがたい(!!!)。
「夫は私が許可しない事を子どもに許可する」
など、甘いお菓子をあげたりする夫に対して、
ママの不満はよく聞きますが、
パパの立場としては、
「一緒に入れる時間が少ないんだから、
たまにはヒーローにさせてくれ〜」
という気持ちがあったりします(笑)。
逆に言うと、
これがないと
コーナーに追いつめられる感覚を持つパパ
も出て来てしまうのではないかなぁ、
とも思います。
実際、育児に関心を示さない男性の多くは、
そもそも子育てをするように育ってきていない、というのが第一の理由ではありますが、
・居場所がない
・存在価値がない
・味方がいない
という点から、「子育てよりも仕事」にどうしても関心が向いてしまうのは、
よく聞く話です
(良いか悪いかは別にして、参考までに)。
妻にとっては、
今後は娘に厳しい事を言わなきゃいけなかったり、
娘が希望するものを許可できなかったり、
詩草との葛藤が増える分、
僕が精神的にサポートしなければならない場面が増えそうですが、
色々と話し合って、
うちではしばらくこんな感じでやっていく事になりました。
さて、
僕と娘の関係性は向上していくのでしょうか???
乞うご期待です♪
監督・父
豪田トモ
コメントする