体験談より「私たちの幸せ」

「世間の言う通りにしていても、世間は私たちを幸せにはしてくれないなぁ・・・」

ある朝、布団をたたみながら、そう思いました。
隣のリビングからは、長女と次女の楽しそうな話し声。
二人とも不登校です。

2年前、中学生だった長女が学校を休み始め、私たち夫婦は焦りました。
そして子どもを責めたり、自分を責めたり、いろいろしました。

長女は部屋に閉じこもり、食事もろくにとらず、
リストカット、ネット依存・・・

次女とも半年位、口を利ける状態ではありませんでした。
当人も辛かったと思うのですが、私たちも本当に辛かった・・・。

そこから少しずつ少しずつ良くなって、
一部の授業には参加できるようになった今、
今度は次女がいじめを受けて不登校。

さすがに親も学習して、ある程度適切な対応をとれましたが、
3人で仲良くお昼を食べる現在の生活に、
はたしてこれでいいのか考える毎日です。

学校が合わないのか、親の育て方が悪かったのか、
はたまたうちの子ども達が優しすぎるのか、
夫婦にすれちがいがあったからか・・・・・。

いろいろ考えましたが、本当のことは分かりません。

「世間が私達を幸せにしてくれないとしたら、どうすればいいんだろう・・・・・?」

ふっと、心に答えが湧いてきました。

「幸せは自分たちで探す、あるいは創る。
世間の言うことなんてきかなくていい、自分で自分を幸せにしてあげよう。」

そっか、そうだよね、じゃあ私たちの幸せって何だろう?
お金?趣味?人とのつながり?
子どもの成長、心のやすらぎ、それからそれから・・・。

確かに、家族思いの夫がウツになり、
会話をすることもままならない時期がありました。

ウツになった直後に末っ子が産まれ、夫は仕事に行くので精一杯、
私は3人の子どもの世話と家事でいっぱいいっぱい。

夫婦で話をする時間も気力もない、そんな毎日を過ごして、
気付いたときには大きなすれ違いができていた気がします。

この2年、たくさん悩みました。
本当はこんな苦しみはない方がいい、でも良かったこともありました。

子どもに自分の都合を押し付けなくなって・・・多分(笑)、
人の話を聴けるようになって、新しい価値観も知って、
夫の辛さも分かって、少し幸せに近付けた気がします。

何も解決はしていないけど、何かに誰かに期待するのでなく、
自分たちで幸せになろうと思い始めました。

まずは、よく話をしていこうとお互いに約束したところです。

いつか、いい報告ができたらいいなと思っています。

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★ 映画『うまれる』の体験談より
http://www.umareru.jp/experience/

★ 「親子関係」に関するブログはこちら
http://www.umareru.jp/blog/cat161/

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