※ あっきーさんと
ずいぶん前にもご紹介しましたが、
スターバックスの本厚木店では、聴覚障がいを持った、あっきーさんという方が接客業をされています。
★ 以前のブログ「スターバックスのダイバーシティ」
http://www.umareru.jp/blog/2012/07/post-751.html
カウンターに立って、注文を取り、コーヒーも作られています。
耳が聞こえにくい方は、大抵の場合、
会社側があまり表に出さないと言いますか、接客をさせない事が圧倒的ですが、
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スターバックス・本厚木店の素晴らしい事は、
リスクを取って実行し、コーヒーを飲んでもらうだけでなく、
お客さんに新しい経験・価値観を提供している事
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かなぁと思います。
もしかしたら
「こちらが注文した内容は分かってくれるのかな?」
という心配をもたれるかもしれませんが、
受付には注文用の写真なんかもありますし、
指で指し示せば良いので
まったく問題なし!!!
それ以上に、
あっきーさんの笑顔に癒されて、
コーヒーがいつも以上に美味しくなりますし、
何より新しい経験が出来た事で、
自分の中で新しい価値観が生まれ、
脳が大喜びします。
※ 壁に手話解説も貼られています。
また、
ここでは聴覚障がいを持った、あっきーさんが働いているだけでなく、
週に何度か、時間帯を決めて、映画『うまれる』で言うところの、
「ママさんタイム」
みたいな事をやられているんです。
10人分くらいの座席スペースを確保して、
床にマットを敷き、【ママと子ども専用の空間】を作ります。
「子どもが騒いでしまうから」、という理由で
コーヒーすら楽しむ事が許されにくいママにとっては、
こういう「愛」って本当に嬉しいですよね。
たしかに、「ママさんタイム」以前と以後では、
子どもの音量が全く違いますが(笑)、
これが「社会」ってもんです。
おそらくこちらの店舗は、メイン・スタッフのどなたかが、
社会福祉や子育て、障がいを持った方々に対する理解の深い方で、
かつ、こういった、「通すのが難しそうな企画」を
うまく通すコミュニケーション能力と熱意を持った方なのだろうと思います。
他のお店や企業さんもスターバックス・本厚木店から学べる事は
多々ありそうです。
監督・父
豪田トモ