映画『うまれる』第二章(仮)の編集が4ヶ月目に入りましたが、
同時に音楽製作も進めています。
今回の音楽担当は前回と同じく、古田秘馬くん。
映画『うまれる』では、「泣いていいよ」、「トツキトウカの旅」の
2つの楽曲の他、メイン・テーマや虎ちゃんのテーマなど、
つるの剛士さんに歌っていただいたエンディングのテーマ曲以外、
すべての音を彼に作ってもらいました。
僕は彼のお仕事ぶりには120%感謝していて、
今回もぜひ、という事でお願いさせてもらい、
彼も快く、僕らのオファーを受けてくれました。
映画の音楽を作っていく上で大切なのは、
やっぱりフィーリング、でしょうか。
・どのシーンに音楽が必要なのか
・それはどのくらいの長さなのか
・どんな雰囲気の音楽なのか
という事に関する「感覚」が合致していないと、
一緒に仕事をしても、お互いに不幸な結果になってしまうんですよね。
ありがたい事に秘馬くんとはとてもフィーリングが合います。
「意見交換」はたくさんしますし、それでお互いの意見を変える事はあっても、
「ここはこうでないと思う!」というような「議論」は全くありません。
それは秘馬くんが僕の事を尊重して折れてくれた部分も
多々あるのだろうと思いますし、僕が
「ここは違う」
とハッキリ伝えた事は、すべて前向きに受け入れて、
対処してくれた事が大きいのだろうなぁと思います。
彼の「仕事力」の高さに感謝感謝です♪
「良いものを作るためには喧嘩でもしなきゃ」
とかよく効きますし、
「喧嘩するほど仲がいい」
みたいな事が夫婦関係でも言われますが、
僕は全くそう思わないんです(笑)。
「喧嘩」というのは、
あくまで「コミュニケーション一つ」で、
自分の主張を伝える、相手の主張を聞く方法の、
最も動物的で感情的なパターン。
自分の言いたい事を伝えるのに、
僕はわざわざ喧嘩をする必要があると思いませんし、
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喧嘩にならずにうまく伝える、伝わる、受け止める、
という方が、持続可能な関係性になる
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のではないかなぁと思います。
さて、
次回作の音楽に関しては、
まず、あるシーンで使用したいと思っている、
歌詞のある曲からスタートしましたが、
これがまた、、、
めっっっっっちゃ、いい曲になりました!!!
前作のアニメ・シーンで流した「泣いていいよ」と同じく、
・僕が詩を書いて、
・秘馬くんが曲を作り、
・河波浩平くんが歌う
という黄金律(!)。
手前味噌で恐縮ですが、
魂に響く名曲が出来上がりました。
早く皆さんにお聞かせしたいです!!
監督・父
豪田トモ