ちょっと前の話になりますが、映画『うまれる』にご登場いただいた
18トリソミーの虎ちゃんと花見に行ってきました☆
5歳になった虎ちゃんにとっては6回目の花見。
虎ちゃんは誕生後、長らくNICUに入っていましたが、
退院した後に一番最初に出かけたのが花見だった
事もあって、
松本家にとっては、大切な、大切なイベントです。
また、
2011年2月に危篤になってしまったように、
冬の寒さと乾燥は虎ちゃんにとって大敵なのですが、
春の訪れは色々な意味で、彼らを温かくしてくれるんです。
そう言う意味で、
これまでは秋くらいからこの時期まで、
ドキドキしながら春の到来を待っていたそうですが、
今年は、虎ちゃん自身が成長して強くなってきている事もあり、
割と「自然の流れ」で花見に来れた、
と嬉しそうに松本夫婦は語っていました。
実は虎ちゃん、
桜が咲く前はちょっと風邪を引いてしまっていたそうです。
「風邪ひいたその時は、めちゃめちゃ焦るし、いつ息が止まってしまうんだろう、
って思うんだけど、それでも、虎の状態があまり悪くならないのをみていると、
あぁ、強くなってきたんだねって思う。
今までは真剣に、大丈夫かな、大丈夫かな、って心配ばっかりだったのが、
だいぶ気楽に、普通の風邪として過ごせるようになってきて、
お風邪治って、桜咲いたし、じゃぁ行こうかな、って、
自然な感じで、気楽な感じで桜を見に来れました。」
と母の直子さん。
「いままで特別なイベントだったのが"フツー"になってきたのが嬉しい」
と何度も強調されていました。
・当たり前の日常
・普通に過ごせる毎日
これがどれだけ貴重で幸せな事なのか、
虎ちゃんからいつも勉強させてもらっています。
虎ちゃん、
ありがとう!
監督・父
豪田トモ