子どもを育てる上で、夫婦のパートナーシップが重要、とはよく言われます。
僕も大切にしている事の一つです。
ただ、
僕自身、離婚歴があり(子どもはいませんでした)、
男女間にはいろいろな事がある事はとてもよく理解しています。
離婚だけでなく、死別など、さまざまな事情から、
ひとり親で子どもを育てている親御さんも、たくさんいらっしゃるかと思います。
生活のために必死で働き、子どもの面倒をみながら
「シングルマザー(ファザー)家庭で、我が子はちゃんと育つのだろうか?」
「離婚(死別)によって会えなくなった父親(母親)のことを、子どもにどう伝えたらいいのだろう?」
「成長の過程で、我が子が心の傷を負うことはないか?」
等、ひとり親ならではの悩みをお持ちの方も、少なくないようです。
今回ご紹介する書籍
「ひとり親でも子どもは健全に育ちます」佐々木正美著 学研出版
は、
ひとり親の方々はもちろん、子どもを愛するすべての親にエールを送ってくれる内容です。
例えば、内容を5つほどご紹介しますと
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子育てにおいては、ひとり親か、両親がそろっているかという形は問題ではなく、
親の人間関係が豊かであれば問題ない。
「いろいろな人の手を借りて子どもを育てる」ことが大切
親に見守られることで培われるものとは、「人を信じる力」。
思春期の子どもにとって大切なのは、親が黙って見守ること。
親に見守られ、受け入れられ、「人と自分を信じる力」を培った子は、
挫折を味わい傷つくことがあっても、苦しい現実を乗り越えることができる。
重要なのは、相手から愛されたいと思うよりも、自然のままに相手を愛し、
生きていこうと決断すること。
子育てで重要なことは、実はとても単純なこと。
「子どもを見守って、子どもとともに喜び合い、悲しみをいっしょに体験する」
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よく考えると、これらはひとり親に限らず、どの立場の親にも共通する示唆ですね。
子どもを育てる過程で、何か問題が起こると
「ひとり親だから(両親がいるから)」、
「両親が働いているから(いないから)」、
「兄弟姉妹が少ないから(多いから)」、
など、ついその子を取り巻く環境にばかり目がいきがちになりますが、
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子育てで大切なことは、様々な環境を受け入れつつ、
子どもを懸命に愛する、見守る、受け入れる、共感する
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事に尽きるんだなあと、
本書を読んでいて改めて感じました。
また、
・ 離婚(死別)した父親(母親)のことを、子どもにどう伝えたらいいか?
・ 別れた親に面会した後、駄々をこねられたら、どう対処したらいいか?
といった悩みに対するアドバイスも書かれています。
今回ご紹介した書籍
「ひとり親でも子どもは健全に育ちます」 佐々木正美著 学研出版
しっかり読みたい方、ご購入はこちらからどうぞ!
☆http://goo.gl/W6tdHa
監督・父
豪田トモ