北欧映画のテーマは「国づくり」?

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※ 写真はフィンランド大使館にお勤めの堀内さん


何度か書かせていただいている北欧プロジェクトですが、
http://www.umareru.jp/blog/cat180/

僕の北欧での作品作りのテーマは、
もしかしたら

「国づくり」

なのかなと思っています。

命、家族、絆とテーマがずれていると思われる方も
いらっしゃるかもしれませんが、
僕の中では同じ枠内です。

命、家族、絆が育まれるのは「国」という社会基盤の中において、

だからです。

戦争ばかりしている国で「命、家族、絆」が尊重される事は難しいでしょうし、

国の政策や文化的な背景が「命、家族、絆」を尊重するものでないと、

僕らは幸せな人生を送る事は難しいですよね。

なので今回は「国」という、少し大きな視点から
「命、家族、絆」というテーマに取り組みたい、という想いです。

一点、補足させていただきますが、

「国づくり」

と言っても、僕は革命を起こそうとはしていませんし(笑)、
日本がダメな国だとも全く思っていません。

30ヶ国以上を旅した経験と、約4年、カナダに住んだ経験から、

【日本は世界有数の素晴らしい国家】

であると心から感じています。

ただ、
僕個人やおそらくすべての人と同じく、

「もう少しだけ良くなれる」

とも思うのです。

人によっては「もっともっと良くなって欲しい」
という気持ちもおありになるかもしれませんし、

もしかしたら「日本はダメな国だ」と思っている人もいるかもしれません。

もちろん、
日本にも色々な問題・課題はあります。

ただ、
それはどの国でも一緒。

・治安の良さ

・奥深い文化

・人を尊重する精神性

・創造的な頭脳

・基礎学力の高さ

など、日本はどの国にも負けない素晴らしい点もたっっっっくさんあります。

それを「当然」の事として悪い点だけに目を向けるのは、
僕個人の考えでは、改善にはつながらないと思うんです。

「君はダメだからここを変えろ」

と言われても誰も聞く耳を持たないと思いますが、

「あなたはこんな素晴らしいところがある。
でもここはもう少しだけ良くならないでしょうか?」

と言われれば、大抵の人は聞いてくれます。

僕はこういうコミュニケーションの中で、
日本という国が少しずつ良くなってくれたらいいなと願っています。

こういう気持ちが生まれて来たのも、
やっぱり娘が産まれてからですかね。

小さないのちを目の前にし、すくすくと育つ姿を見ていると、

「幸せな人生を送ってほしいな」

「女性であっても自分の力を発揮できる社会にもう少しなってくれたらな」

という想いが芽生えてきました。

では、どうしたら

「もう少しだけ国が良くなるのか」

この課題を数年に渡って、北欧から学ばせてもらえれば、と思っています。

日本を北欧なみの「人と地球に優しい国」にするために、
北欧各国が長年取り組んできたプロセスと現在地を学ぶ事で、

その手法を

・どう日本なりに取り込めるのか、
・これからの未来人に何を残せるのか、

などを映像化していければと考えています。

まだプロジェクトを始めたばかりなので、
明確なビジョンは見えていませんし、

いまは形にするよりも、
インプットしていく段階。

どんな物語が『うまれる』のか、いまから楽しみです♪

今回は北欧に行くのが初めてという事もあり、

3日×4カ国くらいで、ご縁のあるところを訪ねていければ、、、
準備を重ねています。

8月か9月に出発します!

またご報告しまーす☆

監督・父
豪田トモ

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