私自身が養子縁組で、子供が出来なかった両親のところへやって来ました。
ありがたいことに妹が生まれたことをきっかけに、
戸籍上、実子として認められる裁判を起こし、戸籍上は親子です。
しかし、それは今となってはありがたいこと、と感じますが、
幼い頃に事実を聞かされ、何かと自分は人と違う、という劣等感に苛まれてきました。
思春期を迎え、親でもないくせに口煩く言わないでよ!等と
ひどい言葉を吐いてしまった事を後悔しています。
裁判資料を見つけ、産みの親の現状を知り(私の他に三人の子供がいることが書かれていました)、
そんなに生活が出来ない状態なら生まないでほしかった、と思ったこともあります。
しかし主人と巡り会い
「産んでくれなければこうやって出逢えなかったね。」
という主人の言葉に、物凄く救われた気がします。
そんな私も、ステップファミリーです。
主人がバツイチで、お付き合いを始めた当初、小学校一年生の男の子のお父さんでした。
自分の子供と隔たりなく愛していける、という自信から、すぐに結婚を決め、
一緒の生活を始めてみるといろいろな問題が浮上し、
なかなか距離を縮めるのが大変なことに気付きました。
ある程度の距離感がありますが、継母ではなく姉のような存在になれているので、
それはそれでも良いのかな...
いろんな事がありますが、今、幸せです。
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★ 映画『うまれる』の体験談より
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