先日、2日間の音楽収録がありましたー。
映画もほぼ完成に近づいています。
音楽担当は今回も前作『うまれる』と同じく、古田秘馬くん。
またまた、素晴らしい仕事をしてくれました☆
「ドキュメンタリーに音楽は不要」という意見があるのは承知していますし、
そういうドキュメンタリーも観ますが、
僕は単純に音楽が大好きなんです(笑)。
それに、
【音楽には映像だけでは届ける事が出来ない心の領域に触れる魔力がある】
と思っています。
「伝える」のではなく「伝わる」事にこだわりたい僕にとっては、
もちろん極力、余計な音楽を排しつつも、バランス良く音楽を配する事は
とても大切な事だと思っています。
今回の収録では
バイオリン
チェロ
アコースティック・ギター
エレキ・ギター
ドラム
ベース
ピアノ
パーカッション
二胡
サヌカイト
などなど、多様な音が物語を生み出す手伝いをしてくれています。
エンジニアさん含め、みーんな魂を込めてくれました!
「ジャズ・クルセイダーズ」の元メンバー写真
今回、特に印象に残ったのはゴスペルでしょうか。
映画が終わったエンドロールのところで、
本編の中でも流れていた主題歌が少しミックスされて流れるんですが、
ここでは
約30人のゴスペラーの方々に息吹を吹き込んでもらっています。
実はこのゴスペラーはプロではなく、
普段は主に会社勤めをしている一般の方々。
主題歌を歌ってくれたシンガー河波浩平くん(前作では「泣いていいよ」という曲を歌ってくれました)
が丸の内朝大学のゴスペルクラスで教える生徒さんたちなんです
(ちなみに丸の内朝大学は音楽担当の古田秘馬くんのプロデュースによるもの)。
最初にアイデアを聞いた時は正直、「大丈夫なのかな?」と思いましたが、
信頼する二人が自信を持って伝えてくれた事なので、
期待と不安を持ちながら、信じる事にしました。
ゴスペラーの皆さんは約3ヶ月間、仕事と家庭の合間を縫いながら、
授業以外の時間に集まり、練習を重ねられたと聞きました。
河波浩平くんのプロ意識は高いですから、
厳しいレッスンに、途中で断念した方々もいらっしゃると思います。
残った方々はおそらく前向きにチャレンジしてくださったのかなと思いますが、
その甲斐あって、すごい迫力でした。
その場にいたプロのミュージシャンの方々もびっくりして、
「ほんとに素人さん?」
とあんぐりしていました。
皆さん、お疲れ様でした&本当にありがとうございました!
音楽収録はその後も続き、、、
順調に(!?)朝5時に終了(笑)。
毎朝4時起き生活の半老パパにはきついですが、
音が「うまれる」瞬間に立ち会う幸運に恵まれました。
これも立ち会い出産ですかね?(笑)
映画ではぜひ音楽にも注目してください☆
新作映画『うまれる ずっと、いっしょ。』は
2014年11月よりシネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショーです!
監督・父
豪田トモ