デンマークの脱原発ストーリー

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※ デンマークでは風力発電所にも訪れました☆


1973年、僕は生まれました。
この年、世の中はオイルショックで大変だったそうです。

以降、多くの国・地域はエネルギー対策として、石油依存の脱却を目指し、
様々な対策を考えてきました。

日本は原発を選び、
デンマークは脱原発・自然エネルギーを選びました。

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※ デンマークの海には無数の風力発電が並んでいます。


現在、デンマークは原発ゼロで、
風力によるエネルギーは約20%
(これは日本が原発に頼る率と同じくらいだそうです)。

デンマーク政府によると、【2025年までに50%を風力発電で賄う】よう、
段階的にアップさせていく予定だそうです。

ただ、
オイルショック当時はデンマークも原発推進ムードが高く、
約20キロという「すぐそこ」にあるスウェーデンの原発が稼働直前でした。

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※ 風力発電の向かう側に見える小さな2つの建物が、
70年代にスウェーデンで稼働予定だった原発です。
こんなに近いところにあるんですね!


しかし、原発のリスクの高さに気づいた極少数の人々が反原発運動のために
動きだし、準備期間7カ月を経て、1974年にNGO団体を発足。

彼らは継続的にデモ活動を行い、先の原発の閉鎖を要求し、
小冊子や情報誌を広く配布し、国民に情報を提供します。

次第にデモに参加する人の数が増え、毎回、数万人が集う規模に。

その数年後、調査では61%が原発に反対、賛成は22%という大逆転が起き、

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オイルショックから12年後の1985年、デンマーク議会は
「エネルギー政策から原発案を除く」ことを可決し、
正式に原子力計画を放棄することが決定
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されました。

「12年」は長いようですが、
911事件からは既に13年が経過していますので、
決して長くはない、短い期間のような気もします。

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※ 海沿いにもいくつか立っています。


当時のデンマーク首相はアンカー・ヨアンセン氏。

実は彼は【大の原発推進派だった】そうですが、
自らも色々と調査・視察を繰り返した上で、

・廃棄物を処理できないこと

・国民に危険をさらすリスクを「完全に」回避できないこと

・多くの国民が反対の意志を明確に示し続けたこと

を主な理由として、原発反対を受け入れました
(他にも政治的な駆け引きが何かあったかもしれませんが、
表に出ていないので分かりません、笑)。

「政治というものは国民がいやがることを進めるものではない」

とは彼の格言だそうです。
何だかカッコいい(笑)。

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※ 目の前で見るとこんな感じ。迫力あります!


【一人一人の意志と行動によって、未来の社会が変わっていく】
んだなぁと感じました。

僕は僕で、命・家族・絆をテーマにした表現活動を続けていきたいと
風力発電を見ながら思いました。

監督・父
豪田トモ

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