この画像は、うちの母が近隣の友人・知人宅に配っている、
新作映画『うまれる ずっと、いっしょ。』の
イオンシネマ多摩センターでの上映スケジュール表です。
手書き(笑)。
先日も書かせていただきましたが、
現在のシネコンは、上映スケジュールが週単位で変更するので、
あまり映画慣れしていない母の友人の何人かは、
前週のスケジュールを見て映画に行ったものの観れなかったり、、、
という事が起きてしまっているそうなんです。
それ以来、母は毎週、イオンシネマに電話等で聞いて、
手書きのスケジュールを作り、
原チャリを飛ばして配って廻っているらしいんです☆
母の愛、、、だよね。
両親との葛藤が前作『うまれる』の製作動機になったというのは
多くの方がご存知だと思いますが、
息子に「親に愛された記憶がない」と言われて、
自分なりの愛情を持って育ててきたつもりの母にとっては、
当時、大きなショックを受けたのだろうと思います。
でも、
その事について母から何かを言われた事はないです。
周りには
「息子に愛されてないなんて言われちゃってさー!」
と笑って話していますが、
その後、母なりに僕との関係を見つめ直そうとして
くれているのかな、と思います。
とは言え、
「あの時は悪かったね」とか
「わたしの事はしっかりと愛して育ててきたよ」
なーんて事は言いません。
何と言うか、
母はそういうタイプの人じゃないんです(笑)。
母は言葉で表現するのが苦手な人、、、
の部類に入るのかな。
でも、
この手書きのスケジュール表から、
母の愛は十分伝わります。
僕にはとてもクリアに思い浮かべられるんです。
手書きのスケジュールを持って、
厚手のジャンパーを着て(素敵なコートとかじゃないです、笑)、
原チャリで走る母の背中を。
お母さん、
ありがとう。
もう寒くなってきたから、
あまり無理しないでね。
もう気持ちは十分に伝わっているからさ。
お母さんは
俺の「ナンバーワン・サポーター」だって心から思うよ。
これからもよろしく!
監督・父・息子
豪田トモ