どうですかね?
2012年の春くらいから金髪にしていたんですが、
そろそろ飽きてきたと言いますか(笑)、
何となく「次のステージに進もう!」と思い立ち、黒髪に戻しました。
何かまだ慣れないですね。
墨汁をぶっかけたような感じです(笑)。
妻からは
「待ち合わせが分かりにくくなった」
という反応(笑)。
4歳の娘・詩草(しぐさ)にとっては、彼女のほぼ全人生において
「金髪の僕=パパ」だったので、
「どうして髪の毛の色が変わっちゃったの〜?」
と、不思議そうに聞いてきます。
園児たちには正直、不評です。
「"黄土色"のほうがカッコよかったー」
と言われまくり(笑)。
("黄土色"じゃなくて"金"なんですけど!)
と言いたくなるところをグッと堪えました。
※金髪のときの僕
3年前、金髪にしてみてから、意外な事が起きました。
【色に対する意識が変わった】
んです。
頭の上が「黄土色(^^;」になりますと、
着れる服が変わります。
それまで僕は花柄のシャツなんか好きだったんですが、
金髪に花柄シャツだとチンピラみたいなっちゃうんです(笑)。
既に「金」という決められた色軸がある事で、
身につける「色」や「模様」に大きく「制限」ができました。
通常、「制限」というとネガティブなイメージも強いのですが、
人生と同じで、
「有限」であるからこそ、逆にたくさんのアイデアが
出るかもしれないと僕は思っています。
金髪によって「制限」が出来た事で、
服や靴、ベルトなど様々な服飾品について、
今まで以上に「考えなければならない」状況になり、
色などに対する意識が大きく変わりました。
それはもしかしたら、この期間内に作った
新作『うまれる ずっと、いっしょ。』の映像にも現れているかもしれません。
本作はドキュメンタリーなので、
もちろん画面内の色に意図的に凝る事は難しいんですが、
途中で挿入される、桜、紅葉、緑、海、空、くらげなどなどの「色」には
撮影時から自分なりに気を使いました。
映画は基本的にストーリーを楽しむものだと僕は思っているので、
「色」は二の次、三の次、なんですが、
こういった要素は「無意識」の中に入って行くと思うんです。
それは、
「色」というものを通した
「人生の豊かさ」
「命の輝き」
です。
映画をご覧いただく方々にはぜひ「色」にも気を配ってみていただけると嬉しいです☆
さて、黒い髪にもどって、どんな新たな発見があるでしょうかね〜?
監督・父
豪田トモ