「我が子には将来、自分の好きな事をして成功して欲しい!」
「人を助ける人材になって欲しい!」
「幸せな人生を歩んで欲しい!」
親としては誰もが思う願いですよね☆
一方で、いまの日本の教育で、社会環境で、果たして大丈夫なのか、
という心配・不安をお持ちの方も多くいらっしゃるのかもしれません。
・自分の持っている能力を伸ばし、
・自分の好きな事を見つけ、
・周りの人たちとうまくコミュニケーションを取って、
・人・社会の役に立つ人間になり、
・家族や友人とも楽しく幸せに生きていく。。。
この難題に対する鍵の一つとなるのは、
「教育」と「自立」
だと僕は思っているのですが、
このテーマについて、敬愛する精神科医の岡田尊司先生が
様々な角度から分析して書かれた書籍が本書
「なぜ日本の若者は自立できないのか」(小学館)
です。
本書では脳の特性や諸外国のたくさんの例を用いながら、
日本の「未来人」が自立するための学校教育について、
非常に共感できる提言が多数なされています。
たくさん共感できる考え方、言葉がありましたが、
いくつかご紹介します☆
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(一部略)
子どもたちの情報処理の特性は子どもによって大きく異なる。
例えば、走ること1つとっても、長距離が得意な子と短距離が得意な子では、
伸ばすべき目標も訓練の仕方も違っていて当たり前。
子ども1人ひとり大きく特性が異なるわけであるから、発達の仕方も、
しつけの仕方も、学び方も違って当然。
フィンランドやオランダの教育では生徒たちは自分だけの時間割を自分で決めて、
学習していくという方法がとられることもしばしばである。
つまり、みんなバラバラのことをするのが当たり前。
まず必要なのは、子どもの特性に応じた多様性を教育がもてるようにすること。
子どもが、その多様な選択肢から、自分が学びたいものを自主的に選べるようにする必要がある。
自立という観点で考えるならば、18歳までに受けた教育が、
その後の人生を切り開いていく上で核となる能力やスキルを準備するものとなることが望まれる。
教育とは知識を教えるのではなく、学ぶ方法を教えるのだということ。
知識ではなく、実践的な能力を育てていくことを目指す必要がある。
子どもは、押しつけたり、強制したりするほど、頑固で、反抗的になる。
逆に自分のペースや関心を受け止められ、尊重されると落ち着いてきて、
むしろ周囲とも和合的になる。
軍隊式に鍛えられると、ぱっと見には規律があって、落ちついた集団のように感じられるが、
実際には裏でいじめをしたり、腹の中に憎しみをためたりする。
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・テストや受験をしないやり方がある。
・先生から教えてもらうだけではないやり方がある。
・子どもの特性を活かした、全く別のやり方がある。
・五教科をしっかりと学ばずに能力を伸ばすやり方がある。
などなど、
改めて「日本の常識は世界の常識ではない」
という当たり前の事実を思い出します。
本書は本当に眼から鱗の話ばかりで、
ぜひ多くの親御さんに読んで欲しいなぁと思いました☆
また、
子どもの教育について考える上では、現在公開中のドキュメンタリー映画「みんなの学校」も、親必見の映画です!
☆ ブログ「すべての親が観るべき映画「みんなの学校」!」
http://www.umareru.jp/blog/2015/02/post-1576.html
今回ご紹介した書籍
「なぜ日本の若者は自立できないのか」 岡田尊司著 小学館
しっかり読みたい方、ご購入はこちらからどうぞ!
☆http://goo.gl/sy3udZ
監督・父
豪田トモ