今年も行ってまいりました!
虎ちゃんファミリーとのお花見。
18トリソミーという障がいを持ち、仮死状態で生まれて来た虎ちゃんが
いつ旅立つとも分からなかった約3ヶ月のNICU生活から出て退院した時に、
その足で向かったのが、お花見でした。
満開のソメイヨシノ。
桜が最も花開くのは一年の間でもたった3日か4日。
言葉もなく静かに美しく咲き、そして何事もなかったかのように、
自分の役割を終えて潔く散っていく。。。
その美しさ、儚さ、潔さに、
常に「死」というものを身近に感じながら、
虎ちゃんとの瞬間、瞬間をすごしている虎ちゃんファミリーにとって
「桜」とは、
もしかしたら虎ちゃんの人生そのものの
象徴なのかもしれません。
新作映画『うまれる ずっと、いっしょ。』では
そんな想いも花見のシーンに込めさせていただきました。
そのような事もあって、
虎ちゃんファミリーにとっては、花見とはただ美しいだけではない、
人生に思いを馳せる、大切な、大切なイベントです。
そして、今年、
【6歳になった虎ちゃんにとっては7回目のお花見】
です!
イエイ!
これまでは、
「なんとか、また桜を一緒にみたい」
という想いで
桜の開花を待っていたようですが、昨年くらいからは
虎ちゃんの免疫力が強くなっていき、ちょっとくらいの風邪なら吹き飛ばして
しまうくらい元気になってきた事もあり、
以前より少しだけ、穏やかに桜の季節を迎えられるようになったそうです。
私たちも、毎年一緒に桜をみさせてもらっているので、
本当に嬉しい時間になりました。
虎ちゃんのご両親からはこのようなお言葉がありました。
「桜は一気に、でも静かにぱーっと咲いて、
見る人の目を細ませ、笑顔にし、多くの人を幸せにする。
そして、また静かに、そしてきっちりと散っていく。
その時間は"一瞬"にすら感じるほど短くあっという間だけど、
そこには、切なさや儚さとは違い、「潔さ」と「カッコ良さ」を感じる。
そう、虎のように。。。」
と。
今、「虎ちゃん桜」は満開に咲いて、
周りのみんなに幸せを与えてくれています!
虎ちゃん、ありがとう★