桜が満開だった、去る3月31日。
『うまれる』未来人育てプロジェクトの初の試み、
「職業体験プロジェクト」が江戸川病院さま(東京都江戸川区)のご協力のもと行われました。
全国の中学生・高校生が応募してくださいましたが、
当日は、北は青森から、南は宮崎まで、当選したラッキーガール(6人)・ボーイ(1人)が、
「看護師体験」に参加してくれました!
プログラムは、ただ単に話を聞いたり、見学するだけでなく、
できるだけ、手を動かす体験ができるように、と、
1人の看護師さんに2人〜3人の学生のチームで動きました。
最初のオリエンテーリングで書いた自分たちの目標を胸に、
朝から夕方まで、びっちり、体験させていただきました。
循環器系の看護師さんからは、
・ 採血の疑似体験
・ 心臓マッサージの練習
などをさせていただいたり、
病室を巡回している間に、お手洗いに行きたい方を車椅子に乗せてあげたり、お話を聞いてあげている姿を目の当たりにしたり。。。
院内ツアーでまわった時に見せていただいた、
抗がん剤治療の現場や、
一台10億円もするという最先端の放射線治療の設備、
心筋梗塞の方のカテーテルを使った
手術の様子を説明していただいた時間などは、
貴重な体験になったのでは、と思います。
子どもたちのキラキラした目といったら!
先輩看護師さんたちの言葉を、一言も逃さぬようにと、
メモを取りまくり、いつもは引っ込み思案であろうと思われる子も、
一生懸命質問をして。。
最後のワークショップでは、
「看護師の仕事とは何か?」
をグループで話しあって発表しあいました。
お世話になった看護師さんたちにお礼状を書きましたが、
このお礼状を読むと、どれだけすばらしい体験をしたかが分かりますので、
いくつかご紹介します!
<お礼状から>
普段、お見舞いに来ただけでは入れないような所に入って、たくさんのことを観て、感じて、知ることができました。貴重なお話を聞かせてくださったり、体験させていただいたり、とても感謝しています。
私は、看護師さんの仕事内容やどんな医療行為をするのか知りたくてきましたが、それよりも「気持ち」がいかに大切かについての方が何倍も必要で重要かを強く感じました。看護って、患者さんを目の前にすると、「ほんとは形がなくて、見えないもの」だと思いました。今日一日、ありがとうございました!(16歳・女子)
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今日は、お仕事の時間をくださり、ありがとうございました。今までの、私の中のぼんやりとした「看護師になりたい」という思いが、しっかりとしたものになりました。この仕事は、人を相手にしていて、難しく単純な仕事ではないし、人の命に関わる重要な仕事だということ、本当にやりがいのある仕事だということを学びました。
少しでもはやく医療の現場で活躍できるよう、勉強もがんばりたいです。これからも、この楽しい病院で、たくさんの患者さんを笑顔にしてください。ますますのご活躍をお祈りしています。ありがとうございました!(17歳・女子)
参加した子どもたち全員が看護師さんになるかどうかは
分かりませんが、何年か後に、
「誰かのためにがんばる」お仕事を
していることは間違いないと思います。
多大なご協力をいただきました、
江戸川病院の明星先生、鈴木・看護部長、そして、3人の看護師さんに
特大の感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
通常の業務がある中、プロジェクトを受け入れてくださり、
すばらしい体験をさせていただくチャンスをいただき、
本当にありがとうございました。
そして、最後になりましたが、今回のプロジェクトには、
オブザーバーという形で、学生たちと一緒に、誘導役・お世話係として、
ボランティアの方々にお手伝いいただきました。
お願いしてよかったー。
学生たちは、先輩の大人からも、たくさんのことを
学んだことと思います。
ありがとうございました!!!!
「職業体験」という、映画とは全く関係ないと思われるような
プロジェクトでしたが、私たち自身も、
命の現場で、未来の子どもたちが成長していく姿を
目の当たりにさせていただき、たくさんの学びがある1日になりました。
『うまれる』事務局では、今後も、未来の子どもたちのために、
いろいろなプロジェクトを推進していければと思っておりますので、
よろしくお願いいたします!
職業体験、ハマりそー!!
次は何をしようかなー??