トモがつないだ親子

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こんにちは、プロデューサーの牛山朋子です。

皆さん! ぜひ! この映像を見てみてください!
http://www.nrk.no/magasin/er-pappa-via-robot-1.12282264

ノルウェーのテレビ局による2分弱のドキュメンタリーは、
身体が動かなくなってしまうALSという難病にかかってしまったアーレさんが、
コミュニケーション・ロボットの「オリヒメ」を介して、
2人の娘さんたちと接している様子を描いたものです。

実はこれは、監督の豪田トモがつなげたご縁から出来上がった物語です。

どんなに、子ども達を抱きしめてあげたいと思っているか。。。
子ども達も、きっとパパと一緒に走り回って遊びたいはず。

それが叶わない現実はあるけれど、
だからこそ、オリヒメを使ってパパとつながった時の子ども達の嬉しそうな笑顔、
アーレさんの幸せそうな笑顔。

ノルウェー語が分からなくても十分に伝わります。

オリヒメにハグするお姉ちゃんの想いに、
鼻がツーンとして、涙が止まりませんでした。

以前、ブログにも書かせていただきましたが、

監督の豪田トモが昨年、北欧にリサーチに出かけた時、
ノルウェーでお世話になった日本人女性、ゆきさんの
だんなさま、アーレさんは5年間、「ALS」と闘っていました。

ALSとは、

脳から命令する運動ニューロンという神経が侵され、
筋肉が弱くなってしまうことにより、
少しずつ身体が動かなくなり、最終的には死に至ってしまうという難病。

8歳と4歳の女の子の父でもあるアーレさんですが、
ALSが進行した身体には、気管切開後のカニューレや
様々な医療器具がついていることもあり、

細心の注意を払って接しなければならず、
子どもが勢いのまま抱きついたり、飛びついたりできません。

当然、アーレさんは我が子を抱っこしたり、
お話したりする事も出来ません。

それを目の前で見たトモが、なにかできないか、、、、

と考えて、帰国後にご紹介したのが、
コミュニケーション・ロボット「オリヒメ」。

オリヒメは、
インターネットを通して離れた場所から操作する事が出来る
コミュニケーション・ロボットで、

日本国内でもALS患者さんが、
離れた場所にいる家族や大切な人たちとの
コミュニケーションをとるのに、使われているとのこと。

海外での使用は初めてだったようですが、
開発者の吉藤オリィさんに相談したところ、快く、ノルウェーの地に旅立たせてくれました。

そして、そのオリヒメを通じて、アーレさんと子ども達が
つながった様子の映像が、冒頭に紹介したものです。

治らない難病と言われているALS ですが、
海外では、安全な未承認治療を試し回復した人がいらっしゃるともいいます。

すべてのALS患者の方たちが1日でも早く現状を改善できますよう、
心から祈っています。

子育てって大変な事がたくさんあるけれど、
子どもに触れられるって本当にありがたいこと。
それだけでありがたいと思わなくっちゃ。

また、アーレさん、ゆきさんの家族に会いに行きたいです☆

※ 以前のブログはコチラをご覧下さい。
http://www.umareru.jp/blog/2015/03/als.html

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