こんにちは、監督の豪田トモです。
昨年末、5歳の我が娘を虜にした「コウノドリ」。
「産婦人科」を舞台にした漫画を原作にしたものでしたが、
詩草(しぐさ)はドラマもマンガも大ファン☆
僕らがこういう仕事をしているからなのか、詩草(しぐさ)の「命」や「赤ちゃん」
に対するビットは異様に高いんですが、
お互いに、お会いしたい!と思いながら、
ずーーっとスケジュール調整をしていた、
漫画「コウノドリ」の著者・鈴ノ木ユウさんと、
やっとお会いすることができました(^^)。
以前、『うまれる』の上映と講演に来ていただいて、
ご挨拶だけはしていたのですが、
じっくりお話を伺ったのは初めて。
なかなかスケジュールが合わなかった理由は、、、
なんといっても、鈴ノ木さんが、
毎週(!)、モーニング誌で連載されているので、
想像を絶する超激務であること(^^;
毎週、"18ページ・100コマ"(!!)
を描かれているそうですが、
しっかりと取材をして、ストーリーを考えて、描いた後には、
産科医の先生から監修を受け、、、
とやっていたら、あっという間に一週間。
ドラマやマンガをご覧いただいた方はお分かりになると思いますが、
「コウノドリ」のエピソードやキャラクター、台詞がとてもリアルなのは、
こういう、ユウさんの手抜きをしない、一つ一つの想いの積み重ねなんだなぁと分かります。
2012年に連載が始まってから3年間、
旅行なんて、まったく行けない、と嘆いていらっしゃいました(^^;
実はユウさん、
漫画家になる前は、(売れない!?)ロックミュージシャンだったそうです。
漫画を描くようになったきっかけは、友だちの漫画家のお手伝い。
その延長で初めて1本の作品を描いてみたら賞をもらったとのこと。
さすが、才能ですね!
でも、当時、同じくロックミュージシャンだった今の奥さまに、
妊娠検査薬の結果を見せられ、やっぱり漫画なんかやっている場合じゃないと、ラーメン屋さんと牛丼屋さんのアルバイトを2つ掛け持ちする生活に。
子どもが生まれたあと、果たして、父親としてそれでいいのか、、、と
疑問を持ち始め、、、、もう一度だけ漫画を描いてみよう、と
応募した作品が受賞。
やっぱり才能だ!
その頃は、自分の経験から売れないロック歌手の話を
漫画にしていたものの、その後は何を描けばよいか、、、と迷っていたそうですが、
たまたま奥さまの幼馴染の産婦人科医の方から
未受診妊婦の問題や子供を置いて病院からいなくなってしまう母親など
の出産現場の現実を聞いて、純粋に「残された子どもはどうなるんだ!?」というのが
最初の想いだったそうです。
そんなこともあって、主人公の鴻鳥サクラ先生は、
乳児院・児童養護施設の出身なんだそうです。
ボクもこの5年ほど取り組んでいるので、
児童養護の話でも、ひとしきり、盛り上がりました(^^)。
「この話を聞いてしまって、俺がやらずに誰がやるんだ!?」
と使命感に燃えて描き始めたのが、大人気の「コウノドリ」なんですね。
鈴ノ木さんは、穏やかで、真面目で、
(かなり)奥さまに頭が上がらなそうな感じがして(^^;、
そして、とーーーっても面白い方でした。
わざわざ鴻鳥先生の絵付きのサインも用意してくださって、
何とラッキー!!
私たちもたくさん刺激を受けて、ますますやる気満々な気分に
していただきました!
次は、居酒屋さんでお会いすることを約束しました★
ユウさん、ありがとう!
これからも応援しています!
※ TBSドラマ「コウノドリ」は3月25日よりブルーレイ&DVDが販売開始です!!
http://ishop.tbs.co.jp/tbs/org/drama/kounodori/?xadid=90387
漫画「コウノドリ」もぜひ読んでください!!!